
タルト・オランジェ:Tarte Oranger
それ以前に2つ食べたタルト・オランジェを6月下旬に再び食べた。前回食べた時よりもクレーム・オランジュの甘味が柔らかくなった気がする。一緒に食べたタルト・シトロン・クラシックの影響もあるのかも知れないが、より丸みのある感じのクレーム。数年前に食べた吉祥寺のゴセキのタルト・ア・ロランジュ(Tarte à l'orange)も丸みのある甘さだった。こちらは別に一緒にタルト・シトロンや酸味の強い菓子を食べたわけではないので、オレンジのタルトの場合は割と丸みのある甘さを感じるものなのだと思う。
Orangerは厳密には植物としてのオレンジを指す。Orangéeという単語もあり、こちらはオレンジ色の、という意味になる。前者は男性名詞で後者は女性名詞。どっちもカタカナ表記はオランジェでいいと思う。
タルト(Tarte)が女性名詞だから後ろも統一してOrangéeでもいいと思うし、オレンジ色のタルト、という表現なら叙事的な雰囲気さえ漂いそうで、より絵画的な印象もあり、フランスっぽいと感じなくもない。なるほどそっちもいいなと感じるが、名前については割と今まで、作った人の性別で男性・女性名詞どっちを選んでるか…と受け止めるようにしていた。このタルト・オランジェを作ってるのは男性なので、お店の商品としての公式なフランス語はどちらを表記するかはまだ知らないのだけど、勝手に男性名詞で表記させていただいた。どっちもアリかなと感じる。こうなってくると、どっちかが合っていてどっちかが間違ってるという風には感じたくなくなってくるから楽しい。むしろ食べた段階でまだ判明してなかったからこそ、こんな想像ができ、楽しい時間に成り得たのかも。

6月第三週の土曜日。桜桃忌の前日にあたる日だ。桜桃忌に墓前へ駆けつけるほど熱狂的な太宰治ファンというほどでもないけど、去年のその日もさくらんぼのクラフティを2つ買って帰った。今年も全く同じ日にさくらんぼのクラフティを食べた。今年のは中央にさくらんぼが一粒乗ったタイプのもの。滑らかでフリフリしたアパレイユにさくらんぼの甘酸っぱさ。生地は三つの中で一番柔らかめ。来年もまた6月の第三週土曜日に食べることにしよう。
この日はシトロン、オランジュ、スリーズと三者三様の酸味を一度に代わるがわる味わうことになった。これもまたいと楽し。

[ Boulangerie Sous le ciel de Paris(ブランジュリー パリの空の下) ]
場所:東京都世田谷区上馬5-40-13
最寄駅:東急田園都市線「三軒茶屋」駅より徒歩10分。東急バス「若林3丁目」下車、徒歩1分。世田谷通り沿い、環七交差点交番の先。
営業時間:11:00-19:00(商品がなくなり次第終了)
定休日:日、月、火曜(その他の休みは要確認)
場所:東京都世田谷区上馬5-40-13
最寄駅:東急田園都市線「三軒茶屋」駅より徒歩10分。東急バス「若林3丁目」下車、徒歩1分。世田谷通り沿い、環七交差点交番の先。
営業時間:11:00-19:00(商品がなくなり次第終了)
定休日:日、月、火曜(その他の休みは要確認)






