
パン・オ・ショコラ:Pain au Chocolat
パリから12月に帰国して3日後にイル・プルー・シュル・ラ・セーヌへ。時差ボケというのか何なのか、東京に戻ってきた直後の街並を自転車で流していても、どこか自分が街に対してお客さんみたいな心地が抜けなかったのを思い出す。一度引っ越した街に久しぶりに戻ってきたような感覚というか。肌を覆っていた東京の皮膚感覚が一度解かれてしまったような。
パリで何度か齧ったパン・オ・ショコラ。その日はオペラがないかと思って立ち寄った。オペラ・ノワゼットゥはあったが、オペラがなかった。とはいえオペラ・ノワゼットゥはしっかり買って帰ったが。

パリを発つ直前、シャルル・ド・ゴール空港のロビーでAF278便への搭乗を待つ合間に食べたのがその日8区のサン・ドミニク通りで買ったジャン・ミエ(Jean Millet)のオペラだった。パリで最初に食った菓子はジェラール・ミュロ(Gérard Mulot)のフイナンシェだったが、パリで最後に食った菓子はミエのオペラ。美味かった。ダロワイヨのオペラも悪くはなかったが、食べるまで少々時間が空いてしまったにもかかわらずジャン・ミエのオペラの方がそれでも上を行ってた。帰国後にその感覚と記憶が強烈に鮮明なうちにイル・プルー・シュル・ラ・セーヌのオペラが食べたかったのだが、残念ながらそれは叶わなかった。

イル・プルー・シュル・ラ・セーヌではペックのショコラを使っていると思うのでこのショコラの味は好きだ。落ち着いたトーンの苦味のある味わいだが、このショコラが身体に染み込んでくるような感覚になるまで6〜7回かかったような気がする。もっとかも知れない。分け隔て無くあちこちでショコラものをいろいろ食べ、それぞれ美味しいと感じる感覚はあるが、合間あいまにペックのショコラを口にしてゆくうちに静かにジワッと身体に染み込み出した時期があった。年が明けた1月頃だった。それは心地良かった。
[ Pâtisserie IL PLEUT SUR LA SEINE(パティスリー・イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ) ]
場所:東京都東京都渋谷区猿楽町17−16 代官山フォーラム2F
最寄駅:東横線「代官山」駅より徒歩6分くらい 旧山手通り沿い都立第一商業高校横
営業時間:11:30-19:30
定休日:火曜日
場所:東京都東京都渋谷区猿楽町17−16 代官山フォーラム2F
最寄駅:東横線「代官山」駅より徒歩6分くらい 旧山手通り沿い都立第一商業高校横
営業時間:11:30-19:30
定休日:火曜日






