これはもう何年も前から買おうと思っていた一本。去年12月に東京国際フォーラムで開催されたストラスブールのマルシェ・ド・ノエル2009でパン・デピスを買えなかった時から「どこかないかな……このままじゃ釈然としない」と思っていたが、その時も頭にあったのはエーグルドゥースのパン・ド・エピス。「やっぱりもう、ひとまずここだろうな…」と思って、今回晴れて購入に至った。

シナモン、八角、丁宇(自分の暗記し間違い・見間違いかもしれない。丁子か?)などが入ったものという説明書きがあった。これらは香辛料で、パン・ド・エピスはスパイスの利いたフランス・アルザス地方のお菓子。八角はアニスという名で前から聞いたことはあったが、丁宇は何なのかさすがに判らなかった。ただ、箱のラベルを見るに、おそらくクローブというのがそれにあたるのだろう。
買った当日に食べるのではかなりスパイスがピーキーではないかと若干不安を覚えたので、数日置いてみた。多少は落ち着くかと思って。アイシングされた表面には花の模様のフルーツ。オレンジピールにドレンチェリーなど。シナモンよりもそれ以外の香辛料がもっと手前に感じられるような香りの印象。時に花のように包み、時に果実の香り。
食べてみると、嗅いだ時とは違う花のような香りが広がるが、それはまず舌の横を抜けていくような感じで、舌の上ではまた違った香りが留まる。いつか飲んだ覚えがあるような飲み薬を口に含んだ時のような香りにも似てる気がした。
以前シャルトリューズを使ったメレンゲ菓子を食べた時があるが、薬草系リキュールはやっぱり草っぽく、薬のような香りがあった。こちらは、もっと茶色っぽいような、「種」の味というか。端っこの方がそんな印象を強くさせる。真ん中辺りはもう少し柔らかい香りがする。ただ、ふんわり抜けるのは、やはり花のような広がり。
これらを最初に噛むことになるオレンジピールの甘さと酸味がいくらか全体を柔和させる。
ひとまず、また一つフランス菓子を覚えた。やはり、ストレートにケークで味わってみて良かった。他のケークと比べると、香辛料の香りが広がる特徴のあるケークなので、「この香りが苦手かも知れないけど、でもちょっと食べてみたい」な人は誰かとシェアして、一口づつ味わって確かめてほしい。
[ Aigre Douce(エーグルドゥース)*参考サイトです ]
場所:東京都新宿区下落合3-22-13
最寄駅:JR山手線「目白」駅より徒歩5〜6分
営業時間:10:00-19:00
定休日:水曜日(祝日の場合は翌日休業)
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