
○マカロン・ワサビ - Macaron WASABI - (¥262)
わさびのマカロンは。中のクリームの食感は、まず最初に鮮度の良い水のようにスっと舌の上を滑っていくよう。例えばスイカやメロンを食べた時のような、水が回ってゆくような心地に似ています。スイカやメロン味という意味ではありません。
一方、舌先と舌の脇でツンとした爽やかな山葵の辛味、舌の上では生姜にも通じるような風味とともに、ほのかなバニラの甘さと山葵の風味が解け合っていきます。さほどワサビはキツくない印象です。僕は結構好きだと感じました、このマカロン。
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PIERRE HERME Paris(ピエール・エルメ・パリ)伊勢丹新宿店
住所:新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店B1
最寄駅:東京メトロ丸の内線「新宿三丁目」駅下車、徒歩1分
営業時間:10:00-20:00
定休日:不定休
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実際にピエール・エルメは『料理通信』9月号で静岡県中伊豆のわさび田へ行ってますが、わさび田のイメージをちゃんと捉えているなと思う。わさびって綺麗な水を引かないと育たないから、水が命ですよね。この「水」の部分をピエール・エルメはちゃんと理解していたことがマカロンを通じてすぐに判ります。
フィリングを作る際に水の採取地にまでこだわったかどうかは判らないけど、わさびと水の関係をお菓子の中にきちんと表現している。こういうモノの捉え方が、安っぽい言い方ではあるけど、ズバ抜けてるんだろうなと。表面的ではなく、本質的というか、多分エルメがこのワサビを使ってお菓子の構想を練ってた時に、彼の頭の中でワサビ田に流れる水がせせらいでたんじゃないか?
イメージを食べ手に共有させる。ちゃんと自然の空気や、土や水といった部分を的確に捉える人ですよね、ピエール・エルメは。そこがすごいと思う。
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