
○ホッカイドウ - Hokkaido - (¥500)
カカウェット・パリのケーキには街の名や地名が冠せられたものがいくつかあります。このケーキは「北海道」。北海道産の牛乳を使ったババロワの中に、ミルクジャムのムース。ババロワは決して甘過ぎない、丁度良さ。もっと練乳っぽい甘甘な感じを想像していたのですが、結構食べ易い甘さで良かったです。
土台のサブレ生地はピーナッツ風味。シャリシャリした食感が心地よく、フワフワですごくプルプルしているババロワを下で支えています。足音というか、踏み締めた感触というか、そういったものが伝わってきます。サブレの食感が、北の大地の、霜で凍った土のように、シャリ……っとくる。北海道っていうと、素材の宝庫というか、ついつい「北海道産の〜」という方角へ視線が向かってしまいがちな気がします。頭の中で「旅」を描けないんです。表現という点では、そちらの方こそずっと大事なことなんだと思います。
例えばミルフイユなら、とかくパイ生地とカスタードのコクばかりに目が行ってしまうけど、「旅」を描かせてくれるミルフイユは、足音を聴かせてくれる。近所の公園でもいい。秋の林の中を歩いた時に、落葉や小枝の折れる乾いた音を聴きに行く…。沢山の落葉が積もってる場所を歩くから得られる足音。なぜ千枚の葉(ミル-フイユ)なのか、それを視覚・聴覚で訴えかけてくる。食べている間だけ「旅」に誘ってくれる。このホッカイドウも「旅」があるなあと。
……こういうの、好きだ。足音系と呼びたいと思います(笑)

[ Pâtisserie Cacahouète Paris(パティスリー・カカウェット・パリ) ]
場所:東京都目黒区東山1-9-6
最寄駅:東急東横線「中目黒」駅より徒歩5〜6分
営業時間:10:00-20:00
定休日:木曜日、第3水曜日
場所:東京都目黒区東山1-9-6
最寄駅:東急東横線「中目黒」駅より徒歩5〜6分
営業時間:10:00-20:00
定休日:木曜日、第3水曜日
タグ:ムース






