
パッションフルーツと言えば、以前キットカットからル・パティシエ・タカギのパッションフルーツと称して商品化されていましたが、ポルテもパッションフルーツを採用しましたね。酸味のある柑橘系の中でも、まるでパントーンのマーカーのようにパキっとした色や、舌触りの鮮やかなフルーツの方が、甘いチョコには合うんだろうなと思うんです。より自然を連想させるような、木の実系なフルーツというか。
ポルテといえば、昔は「冬しか逢えない」という、切ない指数100パーセントのチョコだったんですけど、もう季節ごとになってますね。去年の秋に「栗味」のポルテを見た時に「アレ?」と思ったんですが、この時季でもポルテが食べられるわけです。
ポルテのチョコの味というのはとても柔らかフワっとしたイメージがあって、今回採用されているパッションフルーツは反対を行く、個性の強いフレーバーなので、ポルテ+パッションフルーツという両者の組み合わせは新鮮に見えました。パッケージもパッションフルーツを意識した濃い橙色で、ポルテのロゴの横に描かれているパッションフルーツがポルテの形とダブって見えて、食べる側のイメージを掻き立ててくれているように思えます。
いざ味わってみましたが、パッションフルーツはそれほど主張していない感じ。自分の好みとしてはもっとハッキリ強くパッションフルーツの酸っぱさが出てもいいかなと思いました。
冬チョコの中ではナンバーワンの評価をしているポルテなので若干贔屓が入るかもしれませんが、どの季節でも楽しめるようになるなら、年間通じて自分の中で一二を争うチョコになる可能性があるチョコかも知れません。
ちなみに、冷やすと個装袋にペンギンと模様が青く浮かんでくるようになっているのですが、よく見ると一つひとつ絵柄が違っています。何種類かあるようです。
あと、「素材を活かした蜂蜜クッキー」というのも食べました。オレンジ蜂蜜入りのクッキーだとか。これもどういうわけか冷やして食べてしまいました。これは冷やして失敗だった。
