シェフのフレデリック・マドレーヌ氏はダロワイヨのシェフをしていた方で、当然というか、お店にはオペラもあります。ダロワイヨと変わらぬであろうオペラが399円で食べられますから、これはお得ですね。ダロワイヨで食べると473円でしたっけ。
お店の場所があるのは東北沢…、ですけど、ほとんど笹塚なんです、地元民の感覚としては。自宅から玉川上水旧水路緑道を通って大山交差点を井の頭通りに入ってすぐですが、今日は新宿での用事を済ませた後に電車で移動して笹塚駅から向かいました。今回買ったのは生菓子4点、焼き菓子1点。
もう夕方6時を回ろうかという時間でしたが、欠品もそれほどなかったように見えました。このくらいの時間に行けばさすがにほとんどの生菓子が無くても文句は言いづらいところですが、選べるだけの種類が揃っているのは嬉しいです。こういうお店を大事にしたいといつも思います。
さて、赤いファサードの綺麗なお店に一歩入った瞬間、スタッフの方やシェフのフレデリック・マドレーヌ氏の「イラッシャイマセ」という声が。自ら接客もしていらっしゃるんですね。そして、ショーケース前で屈んでケーキを品定めしだした自分に、マドレーヌ氏本人がショーケースの中のケーキの説明を(もちろん日本語で)始めてくれました。こういう機会は他のお店では一度もなかったので、ちょっと感激でした。
今回は生菓子2点、生菓子2点と焼き菓子1点の3点を、計2回に分けてエントリーしています。
というわけで、今回はル・ポミエ。

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では、以下コメントです。ちょっとヨロシク。

○ペシェ - pecher -(¥525)
春夏の新作です。先日買った『dancyu』6月号のスイーツ特集に掲載されていて美味しそうだったので、これは絶対に買うつもりでした(笑)
ピスタチオのダックワーズ生地の土台に、淡い桃のムース、中心には桃のジュレとともに果肉があります。赤すぐりも幾つか入っています。ムースを覆うのは桃の産毛を表現したコーティング。上には飴のしずくが5点と、葉をかたどったマジパン細工。
ムース部分にある桃の味や風味は、『ネクター』というよりは『桃の天然水』といった感じ。変な例えですいません。濃厚ではなく、すっきりとした抜けの良さ、という事なんです!
ショーケース内で異彩を放つ事なく佇む様子からして、このお店のケーキは割と爽やかなラインナップなんだと思いました。このペシェも、とても爽やかで美味しかったです。桃のケーキは実は初めてなので、今後、桃を使ったケーキを食べる機会が出来た時の、自分にとっての基準になるかもしれません。

○ヨーヨー・オ・アナナス - yoyo aux ananas -(¥475)
マカロンをヨーヨーに見立てたケーキです。だからといって、マカロンの裏に桜の大門はありません(例えが古っ!)。マカロンにサンドされてるのはココナッツのクリームと、周囲にパイン風味のクリームとパインの果肉。フルーツは季節によって変わるようですね。外観は、まるでガメラが空を飛んでるような感じです(笑)
クリームの量がハンパじゃなく多くて美味しいです。上にかかっている緑色の葉が何なのかちょっとよく判りませんが、爽やかな風味が舌の上で確認できました。
まるでハンバーガーを食べるような感覚で手に持って食べました。マカロンの食感は今まで食べたマカロンの中では一番フカフカとしていて、ほんとにパンを食べてるような感覚に近いというか。マカロンにもいろいろな食感があるんですね。美味しいです。これは食べ応えがあっていい!
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Le Pommier(ル・ポミエ)
場所:東京都世田谷区北沢4-25-11
最寄駅:京王線「笹塚」駅より徒歩6〜7分
営業時間:10:00-20:30
定休日:無休
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