上新粉しかくクッキー5種セット:Joushinko Shikaku Cookies 5piecesユニークな形状の「ぎゅうクッキー」も選びたかったが、今回は「しかくクッキー」を買った。5種類のフレーバーがあって、それぞれセットで売ってるが、一個ずつを集めたセットも売られていたので、そちらを選択。

上新粉はうるち米をローラーで挽いた粉で、早い話が米粉。お菓子の世界ではロールケーキで見られるようになった。まだ珍しい部類の素材ではないだろうか。フレーバーは5種類で、ごま、紅芋、カボチャ、抹茶、きなこ。では、それぞれコメントを。
【胡麻】

「ごま」は白ごまが使われており、炒って黒ごまにする前の香ばしさを噛み締めることができる。クッキー生地はとても口溶けがよく、クッキーにした状態の米粉がお菓子によく合ってる。小麦粉のクッキーの野暮ったさがない。サラッと溶けてくれるのが良かった。
【紅芋】

「紅芋」は、鎌倉小町通りのソフトクリームしか知らなかったが、ほのかな甘さ。
【カボチャ】

「かぼちゃ」はちょっと弱いか。カボチャはもっと水分を多めに含んだネットリした食感の生地で食べる方が甘味が出ていいと思う。
【抹茶】

「抹茶」もサラッとしていていい。クッキーそのものの食感としては好みが分かれるところだが、抹茶の風の流れ、移ろい方を、上新粉の口溶けと一緒にリンクさせることでうまく表現されているなと感じる。お店の外にある笹の葉の揺れが結びつく。
【きなこ】

「きなこ」も他のフレーバー同様、上新粉のサラッとした食感にうまく作用してる。
全体的にサラッとした口溶けが印象的だった。そう書いてもうまく伝わらないかもしれない。実際にこの記事を読んでお店へ行った人が感じる「サラッと」感は、サラサラサラッと、くらいではないだろうか。舌の上で感じる食感はそのくらい乾いたものを想像していただければ、と。パサパサ、という風ではなく、サラサラサラ。これが米粉のテイストなのだろうか。クッキーそのものとしては、繰り返しになるけど、好みは分かれると思う。
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やきがしやSUSUCRE(シュシュクル) ]
場所:東京都世田谷区下馬2-2-18-B1
最寄駅:東急バス/渋32系統・野沢龍雲寺循環「下馬一丁目」から徒歩4〜5分ほど
営業時間:10:00-20:00
定休日:水曜日