2007年04月18日

駒込/Le petit Bonheur(1):シューパリジェンヌ

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先月のカーヴァンソン、パティスリィ ドゥ・ボン・クーフゥに続くパティシエールのシリーズ第3弾は駒込のル・プティ・ボヌール。駒込もなかなかお菓子屋が多く、トロンコーニとか一度行ってみたいお店がいくつかあったのですが、その中から今回はこちらのお店に。

駒込駅東口下車、徒歩5分くらい。2006年3月にオープンしたお店で、新しいですね。ちょうど一年が過ぎたところですか。

先に挙げた2店、あとは地元の幡ヶ谷にコンセントがありますが、それらを含めて、足を運んだことのあるパティシエールのお店の中では一番優しい味わいのするパティスリーじゃないかと思います。パティシエールっていうとこういうイメージだなっていう印象はきっと漠然と皆さんの頭の中にあるかと思うんですが、そういう意味ではそのまんまの印象のお店でした。

今回は先日の土曜日に出かけました。生菓子4個、焼き菓子2個、ヴィエノワズリー1個を買いましたが、焼き菓子は翌日食べることに。

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緑のファサードが目印のこじんまりとしたお店。駒込駅東口の改札を出たら右に出ます。アザレア通りという商店街をまっすぐ進み、蔵王ラーメンの所を左へ。広い通りに出て信号を渡ってすぐ。

ベーシックなお菓子が中心のラインナップで、やや小振りなケーキが並んでいます。価格は300円台。ロールケーキな1カットから買える気の効いたショーケース。こちらのお店でもスタンプサービスがあって、500円で1個、手書きのハートマークを付けてくれます。20個すべて埋まると、そのショップカードは500円分の商品券として使えます。

「小さな幸せ」という意味のル・プティ・ボヌールは素材に着目した作り。パンは「こだま酵母」というものを使っているそうで、世界遺産である白神山地の腐葉土から分離、選抜された野生酵母だそうです。「皮は薄めで内層がふんわりしっとり」しているということです。どれも優しい作りになっていて、パティシエールの優しさがお菓子の中に込められています。接客してもらっただけだけど。

素材の持ち味を素直に生かすにはベーシックなお菓子が一番引き立つのかもしれません。その点で、ル・プティ・ボヌールのお菓子はすごく素直な作り方に徹していると思いました。素材の新鮮さだとかを意識したお菓子屋といってすぐ頭に浮かぶのは例えばラ・テールあたりですが、卵の持つ魅力の一面をうまく表現していることに関してはル・プティ・ボヌールは一歩秀でてるんじゃないかという印象を持ちました。今後はもっと種類が増えてくれると嬉しいですが、スタッフの人数は多くないようなので、あまり贅沢は言えないかな。

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○シューパリジェンヌ - Chou Parisienne - (\230)

シュー・パリジェンヌは、お店でイチオシのお菓子。砂糖をまぶした表面に、側面はナッツのダイス。サクサクしたシュー皮と、非常に優しい味のカスタードはシャンティーと合わせたもの。

大きさは小振りながらも、落ち着く味わい。硬いか柔らかいか、どちらかに偏りがちなシュークリームにあって、ル・プティ・ボヌールのシューパリジェンヌは、自分には理想的な加減でした。

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Le petit Bonheur(ル・プティ・ボヌール)

場所:東京都北区中里1-11-4
最寄駅:山手線・南北線「駒込」駅東口より徒歩4〜5分。
営業時間:平日/10:30〜20:00 、土日祝日/10:30〜19:00
定休日:月曜日(他月1日)
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posted by 照乃芯 at 00:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | ル・プティ・ボヌール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

駒込/Le petit Bonheur(2):ショートケーキ

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○ショートケーキ - Short Cake - (\370)

小粒なイチゴが1つ半。個性がはっきりしているのは、シャンティーが非常に少なめであるという点。

最近はどちらかというとシャンティー多めのショートケーキに出会うことが多かったので、印象的。そしてスポンジが厚めなんですが、このスポンジがとても木目細かい。ただし、すごく溶けるような儚さというわけではなく、食べてる感を残した食感です。

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Le petit Bonheur(ル・プティ・ボヌール)

場所:東京都北区中里1-11-4
最寄駅:山手線・南北線「駒込」駅東口より徒歩4〜5分。
営業時間:平日/10:30〜20:00 、土日祝日/10:30〜19:00
定休日:月曜日(他月1日)
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posted by 照乃芯 at 00:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | ル・プティ・ボヌール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

駒込/Le petit Bonheur(3):モンブラン

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○モンブラン - Mont Blanc - (\390)

持ち運びの際に形を崩してしまいました。縦置きロールケーキの土台という珍しいパターン。マロンペーストは繊細で、中はたっぷりのシャンティーと栗が一粒。更にカスタード。栗の甘さはすごく控え目です。繊細ゆえ、持ち運びは慎重を期したいところです(^^;)

優しい味わいはパティシエールだからこそ、という感がありますが、ル・プティ・ボヌールの優しさは、ほんとに優しいっていう言葉がしっくりきますね。癒される優しさです。母性ですね(笑)これは自分んちの部屋で味わってほしい味じゃないでしょうか。

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Le petit Bonheur(ル・プティ・ボヌール)

場所:東京都北区中里1-11-4
最寄駅:山手線・南北線「駒込」駅東口より徒歩4〜5分。
営業時間:平日/10:30〜20:00 、土日祝日/10:30〜19:00
定休日:月曜日(他月1日)
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posted by 照乃芯 at 00:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | ル・プティ・ボヌール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

駒込/Le petit Bonheur(4):新鮮たまごのカスタードプリン

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○新鮮たまごのカスタードプリン - Castard Pudding - (\280)

表面が下層と若干色の異なりを持っていて、全体的には卵の風味を強く感じさせてくれます。カラメルはやや汁気のある苦味抑えめのものになっており、卵の風味を邪魔しないような加減になっています。硬さはやや緩めですが、なめらかプリンほどではないと思います。

卵の風味についてですけどね、このプリンの場合、多分「温泉卵」の半熟さに近い風味を持っているような気がします。…なんとなく。ありのままを調理したっていうか。風味を強調すると押しの強さが前に出てくるプリンってありますけど、このプリンは、自然な感じなんです。

焼いたのではなく蒸したことによって得られる卵の風味が出ていると感じました(プリンだから当たり前ですけどね…)。どこのパティスリーにもない微妙な違いを確かに持っているプリンです、むしろ。ありそうだけど、なかったんじゃないかなっていう印象でした。このプリンを食べると、よそのパティスリーで食べられるプリンが「(卵が)カスタードであることを自意識し過ぎてる」かとも思えるくらいです。…うまく伝わっているでしょうか?(笑)

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Le petit Bonheur(ル・プティ・ボヌール)

場所:東京都北区中里1-11-4
最寄駅:山手線・南北線「駒込」駅東口より徒歩4〜5分。
営業時間:平日/10:30〜20:00 、土日祝日/10:30〜19:00
定休日:月曜日(他月1日)
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posted by 照乃芯 at 00:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | ル・プティ・ボヌール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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