ガトー・ラカム:Gâteaux Lacam実に久しぶりのパティスリー・ドゥ・シェフ・フジウ訪問。何年ぶりとなったのだろうか。
高幡不動の方が都心よりも人気が少ない分、多少はマシなのかも知れないとも感じたが、さすがにどこも今年の夏は暑いので、高幡不動まで行くのは決死の覚悟。節電の影響でどこの駅のホームも待合室は冷房を切っており、ドアが開けられた状態なので、電車を待つ間に入るかどうか迷ったが、ホームの白線手前で待つのもシンドかったので思い切って待合室で座ってみたが、やっぱり暑いな。
そんな中、高幡不動駅から徒歩数十秒の立地にあるパティスリー・ドゥ・シェフ・フジウは有り難かった。不動尊へ続く参道の商店街が七夕仕様になっていて涼を感じられたのもリラクゼーションになったろうか。
今回はルリジューズ目的で出かけたものの、その日は置いてなかったのでルリジューズを除いたそれ以外の購入予定を決めていた菓子を順に選んで買って帰った。
上面をアイシングした焼き菓子で、ショーケース上部に置かれているアントルメの一つ。アニスの風味とオレンジの樹皮の香りが特徴のリキュール、アニゼット(Anisette)を香らせた生地は米粉を使ったもの。今まで何度か米粉を使って焼いた生地には出会ってきたが、菓子で米粉を使う時は上新粉を使っているのだろうか。
パティスリー・ドゥ・シェフ・フジウのショーケース上に並ぶ菓子はとても渋いラインナップなのでいずれ一個一個食べてみたいと思っていたので思い切って購入して良かった。ガトー・ラカムの後ろにはピティヴィエ・グラッセも。この菓子も表面をアイシングした菓子だが、売ってるのはパティスリー・ドゥ・シェフ・フジウとブロンディールとメゾン・ド・プティ・フールは知ってるが、それ以外ではまだ未見。Lacamはモンペリエのちょい上にあるAvèze(アヴェズ)のLacam de Roguesが由来なのだろうか。
後日さらに調べたところ、茨城県水戸市にある
パティスリーKOSAIでガトー・ラカム(ガトー・ド・ラカム)を作っていることを知った。地名じゃなくて人名だった。ピエール・ラカムという菓子職人が100年以上前に作った菓子だという。