4/28土曜日の午後、新宿タカシマヤ「パティシェリア」に出店しているパティスリー・ミラベルでパティシェリア限定のケーキを2つ(それとラ・ヴィ・ドゥースのケーキ1個)を買いました。本店にもあるケーキですが、若干異なります。本店でサントノーレ(・オ・キャラメル)として出されているものはパティシェリアではサントノーレ・オ・ショコラ、フレジエはフレジエ・ピスターシュとなっています。
特にこの二つは売れるのが割と早く、ほぼ最後の1〜2個あたりを確保しました。並んでいる間は冷蔵庫の中の在庫状況が判らないので、連れの方と出かけるような時は、どちらが買い役で列に並び、もう一人が冷蔵庫の中の在庫状況を確認する役になって、チェックを入れたケーキが並んでいる最中に売り切れた場合、ケータイでショーケースを写メでも撮って、再度選び直す、という方法がいいかもしれません。
土曜日午後15時ころの待ち時間はおよそ30分。自分が並んでいる間に、後ろに同じ長さの列が出来てしまうくらいの盛況ぶりです。並んでいる間に欲しいケーキが売り切れる可能性は割と高く、限定ケーキだと15時過ぎでは絶望的です。途中で諦めてオーダー票を元に戻して帰ったと思わしき痕跡も見つけましたからね。気の毒ですよ、全く。そんな方たちに「イデミにでも行って、並んで経験積んでこいってこった」とは口が裂けても言えないですし(笑)
個人的にも、行列に並んでケーキを買うというのは好きではありません。ラーメン屋じゃあるまいし。美しい光景とは呼べませんね。
そんな状況ではありますが、さすがにお昼過ぎに行けばどれも自由に選べるんでしょうね。ただ、オーボンヴュータンは要注意です。週3回しか入荷日がないし、どうも出店している中では売り切れが一番早いようです。ただオーボンの場合は尾山台の本店に行った方が断然楽しいです。
ただ、人手と仕事量のバランスがいささか悪いですね。いくらなんでもさほど回転のよく無さそうな7卓のカフェに4人は手数かけすぎかと思いました。1人削ってテイクアウト・ケーキのサーブに回さないと、捌ききれる状況じゃない。かといって、スタッフが通る通路も非常に狭く、フレキシブルな環境とはいえません。通常のパティスリーでの3〜4倍は時間がかかってるような印象さえ受けます。せめて、冷蔵庫のどの棚にどの店のどのケーキがあるか、スタッフさんたちで勉強する時間をどっかで設けた方がいいのでしょうね…。
デパ地下レベルではなく、忙しくて当たり前な人気パティスリーの路面店舗販売スタッフ経験者で固めておくべきだったのはないでしょうか。フロア全体が一斉リニューアルしてますから、混雑具合はパティシェリアに限ったことではなく、ショーケースをウットリ眺めていると、買おうと思った頃にはすでに売り切れという事態があります。しかも、ケーキの真上に保冷剤が乗っかってて、「おいおい(汗)」と思いました。箱詰めのあたりからスタッフを徹底して再教育するか、先に書いたように経験者を入れた方がいいと思います。ご一考願いたいところです。
ただ、それらを除いて考えても、ほんとに大盛況ですね。平日の時間帯を選べばかなり空いているのかもしれませんし、ここでしか買えない限定ケーキがありますから、やっぱりいい企画であることだけは確かです。
というわけで、そろそろミラベルをちょっとヨロシク。
○サントノーレ・オ・ショコラ - Saint Honoré au Chocolat - (\450)非常にクラシックな外観のサントノーレです。プチ・シューの中は特に何も入れない純粋なシュー皮のみで、上にカラメルがけ。皮の味を純粋に楽しませてくれるのです。
全体に搾られるのはチョコレートクリームで、このクリームがとても美味しい。深みと甘みのバランスが良く、いいチョコを使ってるんだなあと感じます。その下にはバナナ、パッションフルーツのジュレに、粘り気のあるカスタードクリーム。フルーツの酸味とチョコの甘み、カラメルの苦みという三位一体のサントノーレ。これはパティシェリア限定仕様です。