今度はきちんとメモをとったので無事に到着。JR目黒駅からの乗り換えならあっという間ですが、渋谷経由だと少し面倒に感じる東急目黒線(目蒲線といった方が自分にはしっくりくるんですが…)「武蔵小山」駅の改札を出ると東口(左)・西口(右)の2方向への出口があります。有名なパルム商店街は東口です。このパルム商店街の入口は最初にまず正面と右の二股に分かれていますが、正面側を選んでアーケードを真っ直ぐ進みます。
しばらくすると商店街右前方にマクドナルドが見えてきます。そこに交差するのが「一番通り」と呼ばれる通り。ここを左へ入って真っすぐ。東急ストアの2ブロック先に「さわやか信金」があります。そこを右折してすぐです。
…どう考えてもここは前回通過してます。東急ストアとさわやか信金のある一番通りを前回は5〜6回駆け抜けました!正味1時間近い散歩の末、肩を落として家路に着いたのがまだ記憶に新しいところ。
お店は、お菓子屋とは思えないほどのお洒落な外観。普通のケーキ屋とは明らかに一線を画した内装です。だから判らなかったのかも(^^;)
シェフを務めるのは岩柳麻子氏。パティスリィ ドゥ・ボン・クーフゥではケーキ教室も開かれているんだそうですね。季節の新作が出来ると生楽器の演奏を聴きながら楽しむコレクションパーティが開かれたりと、なんかお洒落ですね。いわゆる頒布会だと思うんですが、こういう風いすると印象がガラっと変わりますね。
さて、気になるラインナップですが、生菓子の数も焼き菓子の数も、実はそれほど多くはありません。生菓子は、2種類のクレームブリュレを含めて10〜15種類といったところ。ショートケーキやチーズケーキ(2種確認しました)、ミルフィーユ、フルーツタルト、抹茶のフォンダンショコラ、クレームブリュレ、モンブラン、春の新作(かな?)ガトー・ピスターシュなど、アレンジこそ独自のものだったりするものの、よく見ると結構ベーシックなケーキが揃っているので、選択時の安心感はあります。
そして、焼き菓子ですが、このうちの2割ほどはマフィンで、パティスリーで買えるベーシックな焼き菓子は多く揃っているとはいえませんでした。パウンドケーキもホールの状態で見た限り、結構小さいですね。ただ、しっかりした焼きの技術があるんじゃないかと生菓子を通じて思えたので、焼き菓子も次回挑戦するつもりです。味はかなり濃厚よりなものが目立つので、生菓子を買う人は他所のお菓子屋の感覚で3〜4つ選ぶと食後の胃が大変かと思います。
ケーキの平均予算は(購入する人によって個人差があるから、あまりこういうのは意味があるのかどうか判りませんが)サダハル・アオキで買い物をするのと同等の予算を計算しておけば、ほぼ正解に近いでしょう。濃厚さを考慮するなら生菓子の購入は男性でも2個で十分過ぎるくらいです。

○ストロベリーショートケーキ - Fraise Japonais - (¥600)
大きいです。こないだ食べたカー・ヴァンソンも大きかったけど、パティスリィ ドゥ・ボン・クーフゥの方がやや上を行ってるかもしれない。確かに値は張ると思うんですけどね。
上には苺が一粒とハーフカットが3片、フランボワーズが一粒。側面にもたっぷりとクリームが塗られていて、ボリュームがあります。スポンジはざっくり木目粗め。挟まれたシャンティーの中には果肉感が強く残る、すり潰したリュバーブのコンポートがジャム状に近いものになって挟まれています。多分リューバーブの食感だと思いますが、イチゴ風味で煮込んであるのだと思います。これが上に乗ったフルーツとは違う食感の変化を提供してくれています。こういうショートケーキも十分アリじゃないかと思いました。発想っていろんな角度から出来るものなんだなと教わりました。
ただ、ほんとに大きいので一人で食べ切るのは大変かも知れないですね(笑)
実際、二人分だと思っていいと思います。
でも、美味しかったですよ。こないだ食べたカー・ヴァンソンのショートケーキよりも上かな、という気がします。
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patisserie de bon coeur(パティスリィ ドゥ・ボン・クーフゥ)
場所:東京都品川区小山3-11-2-1F
最寄駅:東急目黒線「武蔵小山」駅より徒歩5〜6分
営業時間:12:00-20:00
定休日:多分無休(笑)
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