2009年06月23日

富ヶ谷/MUSÉE DU CHOCOLAT THÉOBROMA(12):フォレノワール

フォレノワール:Forêt Noir

ショコラとグリオットチェリーの組み合わせからなる、アルザスの名物ケーキ。「黒き森」。
個人的にも好きなケーキの一つ。パティスリーでもショコラトゥリーでもしばしば見ることができるケーキで、基本的な構成はどこのお店のフォレノワールでも大きく変わることはない。アオキはこのお菓子をエクレールで表現してるらしい。

Forêt Noir


上にはキルシュ漬けグリオットチェリーが3粒、白と黒のチョコ細工。薄く塗ったシャンティークリームにグリオットチェリーのシロップを打ったスポンジ、グリオットチェリー入りのシャンティーという上部の構成。

下部はショコラクリームをショコラビスキュイでサンド。名前の通り黒いのだが、黒一辺倒ではなく、シャンティーの白が入ってる点もフォレノワールというケーキのポイント。暗い森だからこそ、差したる光が眩しく見える。あるいは明るさに慣れた者が暗がりに下りれば…。そんな「黒」と「白」を表現したケーキ。

Forêt Noir


キルシュは強くなく、全体的に決して重くないので、このフォレノワールならあまり人を選ばないと思う。食べやすいし、安心感がある美味しさ。加えて、テオブロマのフォレノワールはやや小振りなケーキだから、食べ切りサイズとしても丁度いい。

ショコラトゥリーならば、チョコケーキであるフォレノワールは是非味わせてもらいたいケーキの一つだと感じるから、グリオットチェリーが苦手でなければ、見つけたらできるだけ選択するべきではないだろうかと個人的には思う。何処のお店の…というより、このフォレノワールというケーキ自体、オススメのチョコ系ケーキ。

[ MUSÉE DU CHOCOLAT THÉOBROMA(ミュゼ・ドゥ・ショコラ・テオブロマ) ]

場所:東京都渋谷区富ヶ谷1-14-9グリーンコアL渋谷1F
最寄駅:東京メトロ千代田線「代々木公園」駅から徒歩6分、JR「渋谷」駅より徒歩10分。
営業時間:9:30-20:00
定休日:無休

2009年06月27日

富ヶ谷/MUSÉE DU CHOCOLAT THÉOBROMA(13):ヴェリンヌ・ショコラ・オレ

ヴェリンヌ・ショコラ・オレ:Verrine Chocolat au Lait

夏らしい爽やかなココナッツ風味でありながら、意外とワイルドサイドな質・食感のシュトロイゼルに、艶やかなアプリコットのコンフィが乗っている。ノワゼットのムースにミルクショコラのムース。二層のムースを掘り返すと一番下から溢れ出てくる源泉はアプリコットのジュレ。なお、中央にビターショコラのビスキュイもある。

Verrine Chocolat au Lait



アプリコットやパッションフルーツ、レモンといったいわゆる黄色い酸味のフルーツはミルクショコラやホワイトショコラとの相性がいい。赤い酸味の主にベリー系フルーツはビターショコラがいい。

Verrine Chocolat au Lait


ところで、『甘時間』を見に来るぐらい甘いもの好きな人はヴェリーヌを普段どうやって食べてるのだろう?
やはり各層をスプーンで下まですくって全体を一口で食べたり?

自分の場合は最初の2〜3口だけは素直に下へすくって全体を一口で味わっているけども、
それ以降は全部かき混ぜて食べてる。かき混ぜて食べるなんて、プチガトーでは出来ない楽しみ方だから。
本当に美味しいヴェリーヌなら、かき混ぜた時にだって美味しさが口の中に広がるはず(だと思う)。
特に生地を部分的に使っているヴェリーヌは、こうした方が口溶けが良くなる。

ヴェリンヌあるいはヴェリーヌはコップの意味で、この単語が使われる以前は総じてグラスデセール、カップデザートと呼ばれることが多かった。「コップ」と呼ぶよりはグラスと呼んだ方が高級感が出るが、まあ今後はヴェリーヌあるいはヴェリンヌでいいんじゃないかと。皿盛りデセールなんかも、何かいい呼び方が将来生まれるかもしれないな。


[ MUSÉE DU CHOCOLAT THÉOBROMA(ミュゼ・ドゥ・ショコラ・テオブロマ) ]

場所:東京都渋谷区富ヶ谷1-14-9グリーンコアL渋谷1F
最寄駅:東京メトロ千代田線「代々木公園」駅から徒歩6分、JR「渋谷」駅より徒歩10分。
営業時間:9:30-20:00
定休日:無休

2009年09月09日

富ヶ谷/MUSÉE DU CHOCOLAT THÉOBROMA(14):タルト・ルージュ

タルト・ルージュ:Tarte Rouge

赤い実のタルト。ショコラトゥリーでチョコとは無縁な感じのケーキを選ぶと、意外とヒットに出会うことがある。

Tarte Rouge


そんな経験から、今回はチョコものを外してかかった。ショコラトゥリーでショコラ以外のもの、というのは、これが意外と愉しい。パティスリーと違って、生菓子の数はとても限られているから、その分、美味しいと感じられるものに出会うと悦びもまた違ったものになる。

乗ってるのはフランボワーズとブルーベリー。ブルーだけど、赤い実。薄い練りパイ生地にアーモンドクリーム。ここでもやはりタルト生地は薄めだ。これは、やっぱり流れとしてあるのかもしれない。

[ MUSÉE DU CHOCOLAT THÉOBROMA(ミュゼ・ドゥ・ショコラ・テオブロマ) ]

場所:東京都渋谷区富ヶ谷1-14-9グリーンコアL渋谷1F
最寄駅:東京メトロ千代田線「代々木公園」駅から徒歩6分、JR「渋谷」駅より徒歩10分。
営業時間:9:30-20:00
定休日:無休

2009年09月27日

富ヶ谷/MUSÉE DU CHOCOLAT THÉOBROMA(15):シャンティー・ペッシュ

シャンティー・ペッシュ:Chantilly Pêche

いわゆる桃のショートケーキ。使ってるのは黄桃。シャンティー・フレーズの時期に掲載しておきたかったのだけど、5月後半には終わってたので、まだ今の時期は苺ではなく桃を使ってる。

シャンティー・ペッシュ


テオブロマはショコラトゥリーなのだが、実はショートケーキがとても繊細な口溶けで美味しい。チョコを専門に扱うお店の焼くスポンジやシャンティーって、ベルアメールのショートケーキにも感じたけど、かなり儚い口溶け。パティスリーとは一線を画するテイストが楽しめる。

今回食べたシャンティー・ペッシュのスポンジは、シャンティー・フレーズの時に比べると口溶けの点でほんのちょっと物足りなさを感じた。

[ MUSÉE DU CHOCOLAT THÉOBROMA(ミュゼ・ドゥ・ショコラ・テオブロマ) ]

場所:東京都渋谷区富ヶ谷1-14-9グリーンコアL渋谷1F
最寄駅:東京メトロ千代田線「代々木公園」駅から徒歩6分、JR「渋谷」駅より徒歩10分。
営業時間:9:30-20:00
定休日:無休

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