2007年02月26日

西馬込/Maison de Petit Four(1):クルスタード

2/24の土曜日の午後3時過ぎに出かけた、ケーキ屋めぐりの記念すべき100件目はメゾプチことメゾン・ド・プティ・フール(以下メゾプチ)。

都営浅草線の終点「西馬込」駅から徒歩10分前後。南口の改札を出たら正面の第一京浜を仲池上方面(左)へ直進。先に目の前の信号を渡っておいてください。その後、日石シェルのガソリンスタンドを右に曲がって短い坂を上り、最初の角を左へ。あとはひたすら直進。呑川へ出たら右を向くとすぐにメゾプチが見えてきます。呑川沿いにある赤いファサードが目印の可愛らしいお店です。

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都営地下鉄・都営バス・都電共通一日乗車券(700円)を利用して新宿から大江戸線で大門を経由して行きました。帰りは大門経由で六本木からバスに乗り換えて渋谷に戻りました。…でも、六本木で道を思いっきり間違えて30分くらいロスし、ようやくアマンド前を通った時は完全に日が落ちてしまいました。しかも、渋谷行きのバスがバカなくらい混んでて道交法違反スレスレみたいなすごい状態で渋谷まで戻ることに…(笑)

でも、カバンとメゾプチの紙袋は台の上に載せたので、前かがみで頬杖ついてのんびりしてたから全然シンドくなかったです。

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焼き菓子で有名なお店ですが、今では生菓子もやってます。西野シェフはオーボンヴュータンのオープニングスタッフとしても知られていますよね。こないだの高島屋新宿店「アムール・ドゥ・ショコラ」のイベントにもオーボン旅姿六人衆の一人として登場してましたし。今回は最初なのでもちろん焼き菓子を目当てに訪問しました。アントルメで買うのが一番いいのは判ってたけど今回は少しでも多くのお菓子を楽しむためにプチサイズ限定で選びました。

焼き菓子はアントルメだけではなくプチサイズも一通り揃っていて、プチサイズのタルトはどれも380円という判りやすい価格。

生菓子の数も相当ありました。今回は焼き菓子だけのつもりだったので眺めるだけにしておきました。しかし、生菓子も美味しそうなものが並んでいました。今後通いつめる予感が沸き上がってきたのは言うまでもありません。メゾプチはメンバーズカードもあります。1000円で一回のスタンプを押してもらえます。今回しっかり作ってもらいました。ちなみに端数は切り捨てなので合計金額をしっかり頭に入れて買い物をしましょう。ま、ここらへんはラ・ヴィ・ドゥースと同じですね。

というわけで、メゾン・ド・プティ・フールをプチっとヨロシク。

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○クルスタード - Croustard -(¥380)

上面を覆うのは焼き目のついたパリパリのパート・フィロ。中身はバナナのキャラメリゼというタルトです。ピュイサンスのタルト・カプリスやノリエットのタルト・パスティスなどでもパート・フィロを使っていたのを思い出しました。その中ではピュイサンスのパート・フィロがいい意味で一番紙っぽい食感と重厚さを感じたんですが、メゾプチのは割と軽くパリパリしててパイ生地の一枚を食べてる感覚。バナナを使ったタルトはいろんなお店で食べられると思いますが、バナナの肉感をしっかり味わいたい人にとっては、その中ではオススメの一つです。

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思ったんですけど、ピュイサンスの井上シェフは、ここメゾプチで5年間も修業されているわけですよね。ピュイサンス(力のある)といいながら、どこか隠し切れない優しさと暖かさをその焼き菓子の中に今まで感じていました。多分、きっとそれはこのメゾプチの焼き菓子から受け継がれているんじゃないかと。今回メゾプチの焼き菓子を食べながら、そう感じました……。

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Maison de Petit Four(メゾン・ド・プティ・フール)

住所:大田区仲池上2-2-17
最寄駅:都営浅草線「西馬込」駅南口下車、徒歩10分前後。
営業時間:9:30-18:30
定休日:年始を除き年中無休
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西馬込/Maison de Petit Four(2):タルト・シトロン

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○タルト・シトロン - Tarte Citron -(¥380)

カラメルのセンベエのような飴細工が一枚刺さった表面にほんのり焼き目のついたイタリアン・メレンゲ。その下には酸味の効いたシトロンクリーム。

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イタリアン・メレンゲは舌触りにどこか優しい暖かみがあって、シトロンクリームは鼻の辺りに薄ら汗を滲ませなくて済む程度の程よい酸味なんですよね。トンガった酸味のタルト・シトロンももちろん好きだけど、これだけ巧い落としどころを突かれると降参です。パート・サブレのホロホロとした食感もいい。プチサイズだけど密度を感じさせてくれるタルトです。これは次回に訪問した際にアントルメで買うことに決めました。美味しい! オススメです。

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Maison de Petit Four(メゾン・ド・プティ・フール)

住所:大田区仲池上2-2-17
最寄駅:都営浅草線「西馬込」駅南口下車、徒歩10分前後。
営業時間:9:30-18:30
定休日:年始を除き年中無休
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西馬込/Maison de Petit Four(3):タルト・ノルマンド

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○タルト・ノルマンド - Tarte Normande -(¥380)

バターで炒めたリンゴが下に敷き詰められたタルト。土台がパート・フィユテのせいか、表面のしっとりした食感と、パリパリとした香ばしい食感が合わさって面白いですよ。クレーム・フランジパーヌというものを流しているそうですが、クレーム・ダマンドとは違うみたいです。これについてはよく知らないので省略。

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メゾプチにあるどのプチタルトにも共通しているのは、どっしりと重みがあるんです。良い樹を使ったギターが素晴らしいのと似たようなもので、タルトもしっかりと重みがあるものは、味もしっかりしているんですね。焼き菓子専門でやってきたお店のことだけはあると感じます。一個一個が良い体験になりますよ…。

というわけで、今日のところはここまで。あと3つあります(笑)

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Maison de Petit Four(メゾン・ド・プティ・フール)

住所:大田区仲池上2-2-17
最寄駅:都営浅草線「西馬込」駅南口下車、徒歩10分前後。
営業時間:9:30-18:30
定休日:年始を除き年中無休
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2007年02月27日

西馬込/Maison de Petit Four(4):ガトー・バスク

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これは当初、アントルメで買うつもりでいた焼き菓子。メゾン・ド・プティ・フールの中でもとりわけ人気のお菓子だそうです。スペインとフランスの国境付近にあるバスク地方の郷土菓子ですね。

…フランス菓子の世界ではバスクは重要な町の一つですが、ほんとはバスクって、独特な存在ですよね。自分の中ではバスクとは「一応スペインに属する町だけど、半分は独立都市」だと思ってます。フランスではなく、スペイン。独特の理由としては、まずバスク語を主とするし、民族的独立意識が他の地方よりも強く(カタルーニャ地方以上?)、スペイン国内においては政治的にも何かと目立つ存在だし。血が濃いっていう感じです。誇り高そうというか。バスクにはアスレチック・ビルバオというプロサッカークラブがあるんですが、所属する選手は基本的にバスク人オンリーです。しかし監督だけは余所の地方から招聘したりします。監督(マネージャー)はスポーツの世界では重要なポジション。「やるのは選手」というのは理屈で、その選手を外から動かせる管理者としての存在意義は軽視できません。バスクにあるこのサッカークラブも、もちろん他の血を入れる意義を知らないわけではないんです。ただ誇り高さゆえに守り続けているものがある。こういう部分をかたくなに守っているクラブなんです。サッカーの世界においてでさえ血の濃さは揺るがない。そんなバスクですから、その存在性というかポジションは明らかに、フランスにおけるモナコとも違うし、イタリアに対するサンマリノとも違う。その分、培われた独自の文化には目を見張るものがあり、その代表がガトー・バスクだったりし、ゆえに多くのパティシエが郷土菓子を学びにここを絶えず訪れるのでしょう。一目置く場所、という印象です。政治的にはあんまりお近づきになろうとは思いませんが、甘いものなら大歓迎です。















行ったことないけどね(笑)

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○ガトー・バスク - Gateau Basque -(¥380)

ラム酒漬けのレーズンが入ったクレーム・ダマンド。去年ピュイサンスのも食べましたが、ホっとさせてくれる味。それに尽きます。

生菓子を食べる時って、軽くテンションが上がるんだけど、焼き菓子は、ほんとに落ち着いて食べたい時に、その通りに落ち着かせてくれる、暖かみのあるお菓子。優しい気持ちになれる。年に何度かそういう気分に浸りたくなる。そういう時に焼き菓子が美味しいと評判に聞くお店を訪ねるんです。そんなお店のそばには、決まって落ち着いた並木道や川のせせらぎがあったりする。

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Maison de Petit Four(メゾン・ド・プティ・フール)

住所:大田区仲池上2-2-17
最寄駅:都営浅草線「西馬込」駅南口下車、徒歩10分前後。
営業時間:9:30-18:30
定休日:年始を除き年中無休
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