都営浅草線の終点「西馬込」駅から徒歩10分前後。南口の改札を出たら正面の第一京浜を仲池上方面(左)へ直進。先に目の前の信号を渡っておいてください。その後、日石シェルのガソリンスタンドを右に曲がって短い坂を上り、最初の角を左へ。あとはひたすら直進。呑川へ出たら右を向くとすぐにメゾプチが見えてきます。呑川沿いにある赤いファサードが目印の可愛らしいお店です。

都営地下鉄・都営バス・都電共通一日乗車券(700円)を利用して新宿から大江戸線で大門を経由して行きました。帰りは大門経由で六本木からバスに乗り換えて渋谷に戻りました。…でも、六本木で道を思いっきり間違えて30分くらいロスし、ようやくアマンド前を通った時は完全に日が落ちてしまいました。しかも、渋谷行きのバスがバカなくらい混んでて道交法違反スレスレみたいなすごい状態で渋谷まで戻ることに…(笑)
でも、カバンとメゾプチの紙袋は台の上に載せたので、前かがみで頬杖ついてのんびりしてたから全然シンドくなかったです。

焼き菓子で有名なお店ですが、今では生菓子もやってます。西野シェフはオーボンヴュータンのオープニングスタッフとしても知られていますよね。こないだの高島屋新宿店「アムール・ドゥ・ショコラ」のイベントにもオーボン旅姿六人衆の一人として登場してましたし。今回は最初なのでもちろん焼き菓子を目当てに訪問しました。アントルメで買うのが一番いいのは判ってたけど今回は少しでも多くのお菓子を楽しむためにプチサイズ限定で選びました。
焼き菓子はアントルメだけではなくプチサイズも一通り揃っていて、プチサイズのタルトはどれも380円という判りやすい価格。
生菓子の数も相当ありました。今回は焼き菓子だけのつもりだったので眺めるだけにしておきました。しかし、生菓子も美味しそうなものが並んでいました。今後通いつめる予感が沸き上がってきたのは言うまでもありません。メゾプチはメンバーズカードもあります。1000円で一回のスタンプを押してもらえます。今回しっかり作ってもらいました。ちなみに端数は切り捨てなので合計金額をしっかり頭に入れて買い物をしましょう。ま、ここらへんはラ・ヴィ・ドゥースと同じですね。
というわけで、メゾン・ド・プティ・フールをプチっとヨロシク。

○クルスタード - Croustard -(¥380)
上面を覆うのは焼き目のついたパリパリのパート・フィロ。中身はバナナのキャラメリゼというタルトです。ピュイサンスのタルト・カプリスやノリエットのタルト・パスティスなどでもパート・フィロを使っていたのを思い出しました。その中ではピュイサンスのパート・フィロがいい意味で一番紙っぽい食感と重厚さを感じたんですが、メゾプチのは割と軽くパリパリしててパイ生地の一枚を食べてる感覚。バナナを使ったタルトはいろんなお店で食べられると思いますが、バナナの肉感をしっかり味わいたい人にとっては、その中ではオススメの一つです。

思ったんですけど、ピュイサンスの井上シェフは、ここメゾプチで5年間も修業されているわけですよね。ピュイサンス(力のある)といいながら、どこか隠し切れない優しさと暖かさをその焼き菓子の中に今まで感じていました。多分、きっとそれはこのメゾプチの焼き菓子から受け継がれているんじゃないかと。今回メゾプチの焼き菓子を食べながら、そう感じました……。
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Maison de Petit Four(メゾン・ド・プティ・フール)
住所:大田区仲池上2-2-17
最寄駅:都営浅草線「西馬込」駅南口下車、徒歩10分前後。
営業時間:9:30-18:30
定休日:年始を除き年中無休
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