アルカションは2005年3月にオープンしたお店で、森本シェフはレピキュリアンなどで修業されたあとに独立という流れです。今回も焼き菓子中心の買い物です。ポイントカードを作ってもらいました。500円で一個。2480円で12点の買い物だったので4つ。あと20円の差でスタンプ一個を逃しました。あと、それとは全く関係ない話で申し訳ないんですが、お店の写真は完全に撮り忘れました。なんか、いいお店に出会った幸福感に浸ってしまって…。
保谷は西武池袋線。あんまり乗ったことがない路線です。中学の頃、サッカー部の練習試合で石神井に行ったことがあるのと、何年か前に石神井公園に行ったくらいかな…。でも、この時は中のからバスで移動したんで、厳密にいえば西武池袋線には乗ってないから…。
プラネッツのある大泉学園の次。各駅に乗ってもそれほど遠くは感じないんですけど、住所は西東京市ということで、やっぱり西東京ですね。駅前はすごくローカルです。京王線でいうと「つつじが丘」から「調布」の間くらいの印象(感覚)なんですが、もう空気は完全にこっちの方が田舎でした(笑)
見た感じ、大抵の乗客は石神井公園で降りてますね。おそらくそこが23区との境目って感じがしました。お店は南口下車、徒歩3分のところ。駅前ロータリーを出て右へ。左を向くと見えるSHOP99の横です。
ラインナップはタルトがほんとに充実していて、ベーシックなものがズラっと揃っています。焼き菓子も多いですね。特にボルドーの名店「マルケ」仕込みのカヌレは以前から食べたいと思っていました。シェフの修業経験からいって焼きの技術には確かなものがありそうだと。
初めてアルカションのお菓子を見たのは「dancyu」2006年6月号の特集でした。その時はカヌレだけでしたが、今ちょうど食べ比べを始めたところだったので、ここを外すわけにはいかないだろうと。
店頭で目に付いたのは、クレームブリュレの器のリサイクルは10点で好きなケーキ一個というサービス。こういうサービスしてるお店、以前行ったことあったな。
シュー・キャラメルはトレイの上に並べられたキャラメリゼ済みのシュー皮を、オーダー時に厨房でクリーム詰めしてくれます。まあ、このラインナップを見ただけでも保谷まで来た甲斐がありました。
そしてアルカションではフィナンシエもフリアンも両方作っています。何げにすごいと思いますね。焼き菓子へのウェイトはかなりのものがあります。ヴィエノワズリーも充実しているし。...レピキュリアンご出身ということですが、タルト・シュクルやカヌレ、ポンヌフ、コンベルサシオンなどが並ぶそのラインナップからはどことなくビュイサンスに通じるものがあると感じます。ボストックの大きさや外観なども似てると思いました。更には、ショップカードのデザインあたりにも共通点がありますよ。4色使ってるところとか。なんかピュイサンスと同じくらい好きになりそうです、アルカション。
一方、生菓子も多く、伝統的なフランス菓子中心の品揃え。ほんと、万遍ないですよ。これだけのパティスリーが地元にあったら、余所に行く必要はないと思います。見た感じ、かなりレベルが高いんじゃないかと思います。涼しくなったら生菓子を買いに行くことにします...。
というわけで長々となりましたが、アルカションです。しばらくヨロシク。

○シュー・キャラメル - Chou Caramel - (\240)
アーモンドダイスがまぶされ、上面にすでにカラメリゼされたシュー皮はクリームの入っていない状態でトレイの上に並べられています。注文と当時にスタッフさんが厨房へ持っていき、そこで初めてカスタードクリームを入れます。
底入れ式です。皮は非常にサクっとしていてカリカリとしたカラメルと合います。クリームはバニラ風味寄りのカスタード。帰宅後の夜に食べましたが、皮の香ばしさは十分で、すごく気が効いてるシュークリームです。
--------------------------------
ARCACHON(アルカション)
場所:東京都西東京市東町4-15-14ユーハイツ1F
最寄駅:西武池袋線「保谷」駅より徒歩2分。かえで通り沿い。SHOP99隣。
営業時間:10:30-20:00
定休日:月曜(祝日は営業)・不定休
--------------------------------