嵐山光三郎著『文人悪食』によると、かの三島由紀夫はビフテキを数日にいっぺんくらいのペースで食べたそうです。まあ、彼は身体的・肉体的コンプレックスからボディービルを始めて身体を鍛えるようになりましたから、食べるでしょうねえ。ビフテキとはビーフステーキの事ですね。昭和30年代頃でも日本では普通に4文字言葉に省略する風潮があったという気がします。いや、遡ればもっとずっと昔からあるんじゃないでしょうか。今でもキムタクとかツマブキとかね(←省略されてない)。
あとは斉藤茂吉はウナギが大好きでしたね。江戸時代くらいまでは東京湾辺りでウザイくらい穫れたらしいですね、ウナギ。なんか食いたくなってきたな…。
ま、そこで、今日はですよ。作家・宮澤賢治が生前好んだという天ぷらそばとサイダーのセットを、このほどかなりいい加減に再現してみました。
題して「宮澤セット」(笑)積み木は付いてきませんから。

カボチャ、茄子、野菜串(タマネギ、竹輪、カボチャ)という、野菜オンリーのセット。アナゴ好きなんですけど、売り切れてたんで断念しました。海老は…スーパーのレベルだと衣が大き過ぎて食べる気になんないですねえ。そういうわけで野菜でキメてみました。サイダーの方は三ツ矢です。
…茄子の天ぷら、たまらなく好きですね。旨い!茄子入りカレーとかもいい。あ、これからは野菜カレーの季節じゃないですか。野菜カレーの旨い店に行ってみたいですね。
ところで「フライとビールは相性が良い」などとよく聞きますが、天ぷら(そば)とサイダーも、揚げ物と炭酸っていう事で相性はなかなかいいと思いました、実際に食べてみたところ。炭酸もソバも喉越しを味わうという点で共通していますし、宮澤賢治もなかなか粋な食い方するなあと。