2007年03月20日

西八王子/patisserie francaise A Point(3):ムラングカフェ

a_point_meringue_cafe.jpg


○ムラングカフェ - Meringue Cafe - (¥420)


「グラン・スペシャリテ」とあるのはもちろん以前から知っていたのですが、食べる頃にはチクワブのような形をしたメレンゲがしなしなになってしまってるんですよね。だから別添で3本メレンゲを付けてくれてるわけです。同封の説明にも同じ旨の記述があります。

しかし、だったら最初からメレンゲを全部別添にしておいた方がいいのではないかと思うんですが。どうなんでしょうか。

ショーケースの最前列には「メレンゲを乗せた見本を一つだけ」置いて残りはクリームだけのカップを並べ、購入するお客に説明をした上で「クリームの入ったカップにメレンゲを別添します」と告げればいいのになあ…と。

この「しなしな」メレンゲがお世辞にも美味しいとはとても思いませんでしたし、サクサクのメレンゲを別添で同梱するくらいだから、本当はそっちを意図してるんだと思うんです。とすると、ちょっと妥協が過ぎるのでは?

最初から美味しくないと判りきってるものを何故そのままにしてしまうのか理解出来ません。少なくとも今まで食べたメレンゲでは最高かも知れない口どけを実現させておられると思いますが、これでは最高のメレンゲも台無しなんじゃないでしょうか。勿体無いと感じます。あの「しなしな」メレンゲが食べたくてお客が遠くから足を運んでいるわけではないはずだし。およそ4本の「しなしな」メレンゲを我慢して口に運んで、その後にサクサクなメレンゲを3本食べて満足するというのは、実に奇妙だと思う。作り手と食べ手との間にコミュニケーション不全を覚えます。

カップの中はカフェクリームの上に甘さ控えめなシャンティー。ただし、別添のメレンゲは本当にフワフワサクサクとしていて繊細で、すごく美味しかったです。これだけは足を運んだ甲斐が多少なりともあったと感じられるものでした。少なくとも今まで食べたメレンゲの中では最高の口どけでした。だからこそ勿体無いと思います、普通に。最初から6本くらい別添にした方が絶対いい。クリエイティブとして成立してはいなかったという感想です。「グラン・スペシャリテ」と名乗るのは正直疑問です。今後の改善を望みます。

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patisserie francaise A Point(パティスリー・フランセーズ・ア・ポワン)

住所:八王子市追分町23-15
最寄駅:JR中央線「西八王子」駅北口下車、甲州街道を直進、徒歩10分。
営業時間:10:00-19:00
定休日:月・火曜日(日曜・祝日は〜18:00)
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posted by 照乃芯 at 00:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | ア・ポワン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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