シチューは、ジャガイモたっぷり。最初は小さめに切って、しばらくしたら大きくカットしたものを入れて煮込む。完成間近の頃には最初に入れた小さめジャガイモはほぼ完全に煮崩れして溶け込んでしまうんだけど、これがシチュー全体に「ルーに頼らないトロ味」を与えてくれる。ルーに頼ると味が濃くなってしまうから。
最初に火をかけ始めたジャガイモから5分〜10分ほどして入れる大きめジャガイモも、多少煮崩れを起こすものの、程よくカドが取れて旨いから、食感を大事にしたい場合でもノープロブレム。同様にタマネギも最初に入れる分を小さめにして煮崩れすることを前提に火にかける。
ニンジンは臭みが苦手なのであまり大振りにカットせず、一番最初に砂糖を適量入れて火にかけておくと丁度いい甘さと柔らかさになる。そこから小さめジャガ→大きめジャガ、という順番。
肉は、気分によって変わるものの、最近のオススメは豚バラ肉。4〜500円で買えるブロック肉を一個2〜3cmほどに分厚く切って、フライパンで表面にじっくりと焼きを入れ、鍋に放りこんでグツグツ煮る。フライパンに残った肉汁も、野菜を煮込んでいるお湯を加えて残さずこれに加える。肉は大きく、口に入れた時に実に食べ応えがあってイイ!
さらさらシチューは苦手なのでルーは一かけらか二カケラくらいやや多めにして(ジャガイモで作り出すトロ味とのバランスに応じて量は調整。増やす必要がなければそれでも可)、とことんトロトロに。更に気分に応じて粒トウモロコシを入れることも。こんなシチューを最近よく食べる。
ちなみに、「シチューにご飯は邪道か?」という問題はいつでも付いてまわる課題。最近は米が重く感じることが多いため、シチューの時は米もパンもなしにすることが多い。ビーフシチューなら米はアリだと思うのだけど、ホワイトシチューだと米を合わせるのは難しいのは何故だろう。味付きご飯(ピラフ)などは割と合うんじゃないかという予感。
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