といっても、残念ながら2000年頃に『新倉敷』は閉店してしまったそうで、当時そのウワサを小耳にはさんでとても心が傷んだのを覚えている。明大前で一番味のある喫茶店がなくなった事で、もはや明大前へ降りる事もなかろうと思ったものだ。で、昨日、『新倉敷』跡地はどのようになっているのか、ブラっと歩いてきたというわけだ。もちろん、カメラを持って。

改札までは昔のままといった感じだったが、改札を出るともはや当時の面影はそれほど色濃く残ってはいなかった。辺りをウロついた感じ、より一層、明治大生に最適化されたような学生向けな街に変わっていて、正直がっかりした。肝心の『新倉敷』跡は、グリルバーになっていた。不思議と、道を挟んだその向かい側のブロックの方に並ぶ店は昔とほとんど変わっていなかったのが見ていてお可笑しかった。

もう一つ明大前で変わったといえば、線路の向こうにあった教習所がなくなった事もある。何やら大きなマンションに様変わりしてしまっていて、高校生の頃は、そこから駅の向こう側が見渡せたのにな…などと感傷に浸った。まあ、当時から、通うならここよりも上北沢の方がいいという評判はあったけど。
(この続きは、後日『東京定点観測』内「極私的東京」にて公開します)
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