2005年06月27日

今にして明大前『新倉敷』を偲ぶ

いろんなエントリーをしててスッカリ忘れてしまいそうだったのだけど、昨日は午後に明大前へ行ってきたという話を。高校時代はこの駅を利用していたのでとても懐かしい。大学へ入った頃、とにかく喫茶店やらカフェ巡りにハマってた時期があった。もともとそんなにコーヒー党というでもなく、どちらかといえば紅茶党かなという気がする。そのせいか、喫茶店に行ってもコーヒーを飲まずにアイスココアを注文してた。ヒネクレというんではなく、アイスココアが好きで、美味しいアイスココアが飲める(ホットでも可)店を求めていた。で、いくつもの店を練り歩くうちにふと入ったのが明大前の『新倉敷』だった。非常に落ち着いた作りで、狭い明大前の駅周辺では安心して過ごせる空間といった印象だった。

といっても、残念ながら2000年頃に『新倉敷』は閉店してしまったそうで、当時そのウワサを小耳にはさんでとても心が傷んだのを覚えている。明大前で一番味のある喫茶店がなくなった事で、もはや明大前へ降りる事もなかろうと思ったものだ。で、昨日、『新倉敷』跡地はどのようになっているのか、ブラっと歩いてきたというわけだ。もちろん、カメラを持って。

P6253159.jpg

改札までは昔のままといった感じだったが、改札を出るともはや当時の面影はそれほど色濃く残ってはいなかった。辺りをウロついた感じ、より一層、明治大生に最適化されたような学生向けな街に変わっていて、正直がっかりした。肝心の『新倉敷』跡は、グリルバーになっていた。不思議と、道を挟んだその向かい側のブロックの方に並ぶ店は昔とほとんど変わっていなかったのが見ていてお可笑しかった。

P6253162.jpg

もう一つ明大前で変わったといえば、線路の向こうにあった教習所がなくなった事もある。何やら大きなマンションに様変わりしてしまっていて、高校生の頃は、そこから駅の向こう側が見渡せたのにな…などと感傷に浸った。まあ、当時から、通うならここよりも上北沢の方がいいという評判はあったけど。

(この続きは、後日『東京定点観測』内「極私的東京」にて公開します)
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。