2011年03月17日

近況報告。

どうしても地震関連の話題は避けられそうもないので、近況報告を中心に書きます。

元気です。毎日仕事に励んで、さっさと帰ってさっさと寝てます。連日、細かい余震があり、この三日連続ついさきほども東京は震度3の揺れを記録しています。今日は二回ですね。さすがにもう、震度3と発表されるレベルの揺れには動じなくなりましたが、年に数回の話ではなく連日連夜となるとこのくらいの地震でもボディブローのようにジワジワと心理的なダメージが日々蓄積されるものなのかなと感じていたりもします。と同時に一分一秒の大切さが滲み出てきます。

元気です。ですが、気の重さを携帯した元気です。


今週に入ってから個人で出来る節電を本格的に開始しました。まず、寝る時間を先週の木曜日までの毎日と比較して出来る限り一時間以上早めました。部屋の様々な電気を消す時間が早まればそのぶん節電に繋がります。個人レベルの節電、大事ではないかと思います。例えてみれば東京という一軒の家のブレーカーが落ちてしまう危険があるなら、節電は必要でしょう。被災地への電力供給・確保の上で首都圏の電力が安定することが現在の最善かと思います。このような毎日の中で食料を供給してくれている方々にとって最低限必要な電力を確保するための手助けになれば……とも思います。それは我々の元に食料が確保されることにも繋がるから。

次に、仕事から帰宅してから寝るまでの数時間、可能な限り自分の部屋の電気を消すことにしました。暗いのが好きなわけではありませんけど、節電のためです。といっても、トイレに入る時や風呂に入る時など付けざるをえない時は一時的に付ける時も出てきますが、当分の間は原則消灯を決めました。

次に、一昨日までは寝る間際まで地震関連ニュースのテレビをほぼ付けっぱなし状態でしたが、思い切ってテレビも消しました。寝るまでの時間、ニュースをずっと耳に入れることはそれほど大事だとは思わなくなったからです。これも節電になります。ただ、テレビ要らないだとか情報が必要ではないということではないので、この点については積極的に提案するつもりはありません。単に個人の判断です。黙ってたって翌日出社すれば地震関連の話題は誰かしらを通じて耳に入ってきます。ニュースを「付けっぱなし」にして浸る必要はないと考えました。それで自分の生活を見誤ったり、見失うのは違うと思ったので。出来るだけ先週木曜日までの毎日に近づけているべきだと思いました。

幸い、自分の住む東京は、時折交通機関に多少の不便が生じる時があったり、またコンビニやスーパーなどで品不足が続いているなどの不便はあるものの、先週土曜日の段階で今週こうなることは想定してましたし、それでも毎日十分に食事が出来る環境でもありますし、このような文章をブログに掲載する時間まであります。

毎日仕事も出来ています。14日の月曜日は出社出来ない人もいましたが、昨日と今日はだいぶ復帰しています。週が明けて出社した時に同僚の顔を見て会話をすると、改めて共に働けることを嬉しく感じるんです。被災地の方々への電力の確保だけではなく、同僚の元気な顔を確認出来るのも節電があればこそと思えました。「お疲れさま、また明日。」と言えるのはいいもんです。

場所によっては一日のうち何時間か停電になる地域もありますが、震災に対する心理的なものを除けば、被災地にいる方々よりも遥かに震災前日に近い毎日を送ることが出来ています。少なくとも東京はそういう環境にあると思っています。だからこそ、先週木曜日までの毎日を見失わずに毎日を生きたいと思います。

最後に、首都圏の電力供給が安定するまでブログの更新は出来るだけ控える事にしました。とはいうものの一週間以上前からすでに更新が滞っていますが、今回の出来事もあり、今は自分にはこれが相応と判断しました。記事数はもしかしたら今年いっぱい困らないぐらい備蓄がありますが、ちょっとの間控えても別に問題ないと判断しました。今回近況報告を書いたのはしばらく更新を控える旨と意図をご理解いただきたいと思ったからなんです。近況報告ということで一回きり更新することにしました。あとはしばらく控えようと思います。

出来るだけ先週木曜日までの毎日を見失わないことが我々の現実の中にある「希望」なんだと思います。被災者の方々が先週木曜日までの毎日を取り戻せるまで一体何年かかるのか想像も付きませんが、被災者の方々に先週木曜日までの毎日が一日も早く戻ることを心から願っています。



というわけで今週中は少なくとも通常の更新は差し控える予定です。来週早々に通常更新に戻すのかどうかはまだ思案中です。ですがこの数日、自分の毎日の目の前のことを確実にこなしていく中で、このブログが今現在そして当面は被災者の方々に不必要で構わないから、この先もずっとこのブログを続けて行こうと決めました。先週木曜日までの街並が被災地の上に戻って、このようなブログを見に来てもらえるような時間が出来るようになった頃、それが例え数年先でも10年先でも構いません、残そうと思いました。待っていようと思いました。風景写真のサイトに始まって菓子・パンのブログ。自分は「残るもの」をネット上に積み上げてきたと思っています。被災者の方々が将来このブログを見に来れるような毎日が戻る日まで、このブログを続けていくことにしました。その時に何かの役に立てるブログとして残っていることをイメージし続けることにしました。
posted by 照乃芯 at 22:13 | メモ・お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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