2008年10月15日

吉祥寺/L'Epicurien(20):ロメオ

l'epicurien_romeo.jpg


○ロメオ - Romeo - (¥450)

改装が終了し、パティシェリアに復帰したレピキュリアンにも秋の装い豊かにケーキが並んでいました。

このロメオはやや小振りなミルフィーユなんですが、秋らしい色使いです。とても良い具合にフォークが刺さるカラメリゼされたフィユタージュは、秋の落ち葉のように重みを含んだ枯れた音というか。

ピスターシュ風味のクリームがプラリネ風味の香るクリームの中に何か所か丸く絞られた構成になっています。その下にショコラガナッシュ。全体的な雰囲気がピエール・エルメのドゥ・ミルフィーユっぽいですね。まあピスターシュのところは違いますけど。

l'epicurien_romeo2.jpg

パティシェリア限定のゴットファーザー(原文ママ。「ゴッドファーザー」にしてしまうと、おそらく著作権の問題が出てくるのかもしれませんね。判んないけど)にしても、ピエール・エルメのプレジール・シュクレを彷佛とさせるデザインなんです。ショコラガナッシュをショコラプレートで何艘も重ね、土台はフィナンシエのようなアーモンド風味の生地で、見た瞬間に「プレジール・シュクレか」と勘付く方も少なくないと思われます。

一方、このミルフィーユですが、とても美味しかったです。ピスターシュクリームにはさほど存在感がないように感じましたが、微細なバランス程度の役割なんだと思います。プラリネ風味がとても良かった。本店に行くと置いてあるミルフィーユ・オー・フランボワーズも美味しいけど、秋のうちはこちらのロメオをオススメします。

思うんですけど、やはりオーボン出身シェフのお店で生菓子が美味しいのは個人的にはレピキュリアン、ミラベル、ピュイサンス、そしてまだあまり知られていないかもしれませんがオー・プティ・グルマンですね。

[ Pâtisserie Maison L'Epicurien(パティスリー・メゾン レピキュリアン) ]

場所:東京都武蔵野市吉祥寺南町1-9-5 レンツェン吉祥寺
最寄駅:JR中央線・京王井の頭線「吉祥寺」駅南口から徒歩3分。
営業時間:10:30-20:00(土日祝:19:00)
定休日:水曜日(パティシェリア入荷日は金・土・日)
イートイン:可(ラストオーダー/平日:〜19:30、土日祝:〜18:30)

posted by 照乃芯 at 19:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | レピキュリアン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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