2010年08月12日

青森八戸/いずもりの「せんべい汁」

頂き物の「せんべい汁」を晩ご飯にした。初体験のせんべい汁。有限会社マルコーいずもりのせんべい汁。夏でも鍋。せんべいを入れる鍋? せんべいを味噌汁に入れる……というのなら、昔『ミスター味っ子』で読んだような覚えがあるが。確かフライ定食対決の時じゃなかったか? 南部せんべいとトマトを入れた味噌汁が登場したような記憶がある。

だからといって今回のせんべい汁にトマトを入れるべきかは、さておき。

青森八戸/いずもりの「せんべい汁」


まずは材料を用意した。裏パケに記載された<材料>一覧および作り方手順を参考に、糸こんにゃく、ニンジン、さきがけしたゴボウ、冷蔵庫を見たらキノコはなかったので、代わりにしめじを入れ、煮る。沸騰したら、キャベツ、豚バラ肉、白ネギ、せんべい、スープを入れ、更に煮る。せんべいの硬さ加減で煮る時間は調節といったところか。パッケージは3〜4人前で、せんべいは8枚入っていたが、最初に6枚、最後にもう1枚入れ、残った1枚はそのまま食べてみた。まるごと入れてもいいのかもしれないが、4〜5分割くらいに割って入れるといいようだ。

せんべいを投入してからの沸騰時間は、必ずしも裏パケに記載された作り方通りでなくても、気持ち(数分)早めに切り上げてもいいと感じたので、せんべいが完全に柔らかくなる手前(と思しきところ)で火をとめた。まあ、そうはいっても、フニャフニャとした「麩」のような食感になるかと感じて「やや硬め」を意識して火をとめている。余熱で柔らかくなる時間を考慮すれば、2分ちょいで十分かと。

青森八戸/いずもりの「せんべい汁」


せんべい部分だけ味見してみたが、フニャフニャそうと思いきや、とてももっちりした感じになった。水分を吸ってコシがある食感になった。噛んでいると餅のように感じられる瞬間もある。不思議だ。

スープは薄味で、あっさりめ。このスープを吸ったもっちり食感のせんべいが、いい味わい。そのまま食べてもいいかも知れないが、スープを吸わせてもっちりさせた方がずっと美味しく感じられた。このもっちりは、「バケット」のもっちり感を思い起こさせてくれる。なんでせんべいがこんな風になるんだろう……。この鍋は美味かった。夏場に鍋なんで、食後にえらい汗かいたが(笑)

余談だが、父が秋田出身なのに、どういうわけか「きりたんぽ鍋」を食べたことがなく、東北地方の鍋はこれが初めてだ。
posted by 照乃芯 at 00:03 | パリ 🌁 | Comment(2) | TrackBack(0) | 美食ヴォヤージュ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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