2010年07月27日

代々木上原/Boulangerie et Café Main Mano(1):クロワッサン・オ・ザマンド

クロワッサン・オ・ザマンド:Croissant aux Amandes

地元の代々木上原駅前にあるブランジュリー。結構前から店の存在だけは知っていて、たまに丸正へ買い物に出た時にいつか来ようと思ってた。グラン・シェフの毛利将人氏はオテル・ド・クリヨンの製パン・シェフ、イタリア、ベルギーを経て帰国後、リーガ・ロイヤルホテル東京を経て2008年12月、マンマーノをオープン。

クロワッサン・オ・ザマンド:Croissant aux Amandes


横に切込みが入っていて、そこにクリームチーズも入れられてる。こういうタイプは初めて出会った。中にもクレームダマンドが入っていたりするのは食べたことがあるが、クリームチーズが入ったものは初めて食べた。

生地の食感は一緒に買って食べたクロワッサン(後日掲載)同様しっとりめ。ホテルのパン・ヴィエノワズリといった雰囲気の品のある優しい味わい。クロワッサン・オ・ザマンドの醍醐味であるクレーム・ダマンドが個人的には物足りない味わいだった。

クロワッサン・オ・ザマンド:Croissant aux Amandes


食感が少しふんわりもしているせいか、全体を一口で味わってる時にどうもこの僅かな「ふんわり」が邪魔くさい。個人的な好みでいえばザマンドにふんわりは……。クリームチーズはほとんど酸味が感じられず、わずかに塩気を感じるが、全体的には少し気が散る印象。フランスにもクリームチーズ入りのクロワッサン・オ・ザマンドがあるのだろうか。仮にあったとしたら今度食べてみようと思うが、多分好みとは言えない気がするな……。ザマンドはストレートにアマンドが伝わってくる方が好きだ。

[ Boulangerie et Café Main Mano(ブランジェリー・エ・カフェ マンマーノ) ]

場所:東京都渋谷区西原3-6-5  CRD 代々木上原1F
最寄駅:小田急線・東京メトロ千代田線「代々木上原」駅より徒歩1分くらい スーパー丸正の横
営業時間:8:00-20:00
定休日:火曜日

posted by 照乃芯 at 00:09 | パリ ☁ | Comment(2) | TrackBack(0) | パン・ヴィエノワズリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月26日

特集/たまに酒飲むならこんな飲み方(1)

連日暑い日が続き、35度近い日が当たり前になっている東京。
少しでも涼しい気分を味わってもらいたく、
『甘時間 - ama-jikan -』から暑中お見舞い申し上げます。

tamanomi_beers.jpg

posted by 照乃芯 at 00:00 | パリ ☁ | Comment(2) | TrackBack(0) | 酒・ドリンク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月25日

上馬/Boulangerie Sous le ciel de Paris パリの空の下(63):マドラス

マドラス:Madras

今回で第三回目を迎えた甘時間主催のアントルメ会「C'est l'heure du goûter〜d'Été:季節のアントルメより〜マドラス/Madras(Les Entremets Saisonnières)」。

マドラス:Madras


パリのアルノー・デルモンテル(Arnaud Delmontel)時代のアントルメで、由来は定かではないが、名前がマドラスということで、最近の夏の日差しに負けないように色鮮やかなマドラス・チェックの生地を下地に、その上にバナナの葉をテーブル全体を覆うほどの「大きなお皿」代わりにしてアントルメを直接置き、南国ムードがいっぱい溢れる絵にしてみた。

マドラス:Madras


メインはノワ・ド・ココのムース、上には石垣島産の豊潤な甘味のあるアナナス、ステック・バニエ、ライチ(ディスク・リーチ)はヨーグルトっぽい酸味を併せもつ。そのすぐ上には、チャツネのややスパイシーな香りのアナナスに、土台はしっかりとした厚みのあるダックワーズ生地。多少ノワ・ド・ココの繊維質な食感が。ムースは完全にノワ・ド・ココというよりミルクの味わいが感じられるのは乳化しているせいもあるのだろうか?

マドラス:Madras


ノワ・ド・ココの爽やかさとミルクのコクが夏風のように頬を撫でる。石垣島産の豊潤な甘味のあるアナナスは蟻も寄ってくるほどの香しい甘味。パイナップルでハードルがあるとするなら、ピリッと舌を差す刺激がたまに存在すること。キシキシとした食感の中に、軽く緊張感が同居するような甘味は自分も得意ではなかったが、アントルメを食べる前に食べた石垣島産パイナップルの甘味に心を奪われた。ココナッツも同様かと思う。繊維質な食感など、この素材にハードルを感じる人もきっといるかと。実はこのアントルメ、マドラスはそういった点でも我々に随分と攻めの姿勢を見せつけている。

マドラス:Madras


それぞれのパーツを単品で食べてもお菓子として美味しいところがブランジュリー パリの空の下のアントルメの、「苺のシャルロット」以来、共通した特徴。チャツネのスパイシーさにまるで怯まぬ個性あるムースにゼラチン寄せ。


アントルメ会では一人1/4カットを通常食べてもらっているが、どなたも割とあっという間に食べ切ることになった。このお店のアントルメの魅力は素材の味わいと完成された仕事が、我々食べ手の素材に対する壁を瓦解させること。これだけ攻めたアントルメであるにもかかわらず、我々は臆することなく受け止めてしまう。受け止めさせてしまう。

マドラス:Madras


[ Boulangerie Sous le ciel de Paris(ブランジュリー パリの空の下) ]

場所:東京都世田谷区上馬5-40-13
最寄駅:東急田園都市線「三軒茶屋」駅より徒歩10分。東急バス「若林3丁目」下車、徒歩1分。世田谷通り沿い、環七交差点交番の先。
営業時間:11:00-19:00(商品がなくなり次第終了)
定休日:日、月、火曜

posted by 照乃芯 at 00:19 | パリ ☀ | Comment(4) | TrackBack(0) | パリの空の下 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月23日

上馬/Boulangerie Sous le ciel de Paris パリの空の下(62):リュバーブのタルト

リュバーブのタルト:Tarte Rhubarbe

デフォルメした桃と同時に出た夏の新作タルトの二つめはリュバーブのタルト。バラの香りのクランブルを散らした上面。クレームダマンドに緑色のリュバーブ。ふわっと香ってくるバラの香り。今はもうすでに赤いリュバーブかもしれない。リュバーブには2種類の色があるのか。

リュバーブのタルト:Tarte Rhubarbe


前回、その日限りで並んだタルト・フレーズ・リュバーブを掲載した時にも触れたが、あのタルトはフイユタージュ・ローズとリュバーブ入りクレーム・ダマンド・ピスターシュの組み合わせですでに素晴らしかった。あの時、苺の果肉がなくてもいいくらいと感じたが、今回のタルトはその苺抜きで。

リュバーブのタルト:Tarte Rhubarbe


個人的には、バラの香りは土台のタルト生地にも香ってあると、下からふわっと香ってきそうな感じで、タルト・フレーズ・リュバーブを思い出せると感じた。どっちが好みかは、本当に人それぞれになるんだろうなあ。

[ Boulangerie Sous le ciel de Paris(ブランジュリー パリの空の下) ]

場所:東京都世田谷区上馬5-40-13
最寄駅:東急田園都市線「三軒茶屋」駅より徒歩10分。東急バス「若林3丁目」下車、徒歩1分。世田谷通り沿い、環七交差点交番の先。
営業時間:11:00-19:00(商品がなくなり次第終了)
定休日:日、月、火曜

posted by 照乃芯 at 02:51 | パリ | Comment(0) | TrackBack(0) | パリの空の下 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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