直径18cm。自転車の車輪を模したシュー菓子。これは注文購入したパリ・ブレストで「エリゼ宮シリーズ」と銘打ったアントルメ。通常店頭予約するタイプのアントルメではなく、完全に一点ものとなった。

シャルロットと言われ帽子を被って駆けつけてみた先月だったが、パリ・ブレストといえばパリ〜ブレスト間を競う古い自転車レース。そんなわけで、この日は久しぶりに自転車でお店に駆けつけてみた。
今日は店からウチまでの距離をパリ・ブレストを持って運ぶ自転車レース。
快晴。外は打ってつけの自転車日和。

これだけ大きなパータ・シューを切り分けるのに普段使ってるデザートナイフではとても太刀打ちできないと観念してパンナイフを購入。いずれ買おうと思ってたからちょうど良かった。サクッとしたいい音と感触が耳と手に伝わってくる。粉の香りもいい。今まで口にしてきたものの中でもかなり程よいバランスと感じる。厚みも丁度いい。
何より、この大きさがいい。アントルメの大切さを一つ一つ、また学んで、
この身に擦り込んでゆく感覚。

表面にたっぷりの香ばしいアーモンド。マルコナ種使用。アーモンドのヌガティーヌを乗せたクレーム・オ・ブールにはマルコナ種100パーセントのプラリネ・ペーストにキャラメル風味のムラング・イタリエンヌにパータボンブ。ふんわりとして、かつシュッと溶けて行く。口溶けがいい。

そして、噛んでるとほのかに香ってくる杏仁にも似たようなアマンド臭も。なかなかアントルメでパリ・ブレストを食べる機会がないが、これは買って正解だった。とても大きかったが美味しかった。

環七の若林踏切を越え、最後の上り坂を手押しでのんびり進んでいた頃、15時を少し回っていた。お店で買い物を済ませたのは15時8分。ウチを出たのが14時30分過ぎだった。久しぶりの環七走行。初めてパリの空の下に訪問した日以来の自転車による訪問。もうあれから半年だ。
下り坂でもスピードは決して出さず安全走行、どんな小さな上り坂も自転車を降りて手押しで上るという超省エネ走行に徹したとはいえ、実質30分少々で到着できたのは意外だった。こんなに近かったっけ?
バスを乗り継いで行く方法、電車を乗り継いで行く方法、茶沢通りから世田谷通りに入る方法、いろいろ試してきたが、今回が一番早かった。初めて訪問した時に比較した今日のルートの方が圧倒的に早いことが判って大収穫となった。無論、天気次第。今日は心地良い晴れだった。

思えば、このパリ・ブレスト、元々は自分が言い出しっぺではなく、お店のある常連さんが最初に予約したもの。一点物オートクチュール的アントルメであったはずだった。
しかし、甘味センサーを鋭く働かせた自分はこれを敏感に嗅ぎ付け、「ちょっと待って、自分も食べたい!」とまたもや、強烈なわがままを……(笑)
[ Boulangerie Sous le ciel de Paris(ブランジュリー パリの空の下) ]
場所:東京都世田谷区上馬5-40-13
最寄駅:東急田園都市線「三軒茶屋」駅より徒歩10分。東急バス「若林3丁目」下車、徒歩1分。世田谷通り沿い、環七交差点交番の先。
営業時間:11:00-19:00(商品がなくなり次第終了)
定休日:日、月、火曜(4月からは完全週休3日へ)
場所:東京都世田谷区上馬5-40-13
最寄駅:東急田園都市線「三軒茶屋」駅より徒歩10分。東急バス「若林3丁目」下車、徒歩1分。世田谷通り沿い、環七交差点交番の先。
営業時間:11:00-19:00(商品がなくなり次第終了)
定休日:日、月、火曜(4月からは完全週休3日へ)