2009年10月31日

下馬/やきがしやSUSUCRE(10):サヴレ・シトロン

サヴレ・シトロン:Sablé Citron

春にもう全部掲載し終えていたと思ったらあと一個あったので、掲載するのはサブレ・シトロン。

Sablé Citron


オフィシャルサイトのメニューで見て最初から購入を予定していたが、サブレ・シトロンはシュシュクルの人気商品だ。アイシングされた、薄型タイプのサブレ。このアイシングが酸っぱくていい。サブレの食感はサラサラ系。酸っぱさの下でサブレがサラサラと喉の奥へ溶けて流れていく様子が愉しい。

シュシュクルの生地はこういうサラサラ系が印象に残る。

ちょっと久しぶりの掲載で、しかも忘れていたということもあり、最後にパッケージの写真をおまけで。

susucre_pkg.jpg


[ やきがしやSUSUCRE(シュシュクル) ]

場所:東京都世田谷区下馬2-2-18-B1
最寄駅:東急バス/渋32系統・野沢龍雲寺循環「下馬一丁目」から徒歩4〜5分ほど
営業時間:10:00-20:00
定休日:水曜日

posted by 照乃芯 at 16:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | シュシュクル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月30日

都内主要デパート・2009クリスマスケーキ出展まとめ

もう店売りかプチガトーの大人買いにしようかと思いつつあったが、日本橋三越に出展のエーグルドゥースの「シャンパーニュ・ア・ラ・フレーズ」を見て、即決。今年はこれに決めた。価格も妥当。ケーキ一個にあんまり高いかね出す余裕が今年はないので、伊勢丹新宿店に出展のコーヒーのは見送る。いくらクリスマスでも個人的には5000円台が限界かな。

aigre_douce_christmas2009_sample_mitsukoshi.jpg


というわけで、主な都内デパートの2009年クリスマスケーキ出展のまとめ。リンク先でご確認を。まだまだ間に合う!
下記リストは随時追加予定あり。

ama_jikan_kakko.jpg


・島屋タカシマヤ クリスマス 2009 | タカシマヤ オンラインショッピング
特徴:パティシェリア参加店やラデュレなど。
・東急クリスマスケーキ 予約 2009|東急百貨店ネットショッピング
特徴:アカシエ、パリセヴェイユあり。
・伊勢丹クリスマスケーキご予約承り : Foods : 伊勢丹オンラインショッピング I ONLINE
特徴:国内外の有名店勢揃い感たっぷり。
・大丸東京店 ケーキ一覧 :クリスマスケーキ | 大丸WEBショッピング
特徴:満遍なく。パリセヴェイユは他店出展ものと違った印象のもの。フラウラあり。
・銀座/日本橋三越クリスマスケーキ 予約・通販 | 三越のクリスマスケーキ&ディナー
特徴:個人的には伊勢丹よりも三越のラインナップの方が上に感じる。
・小田急オンラインショッピング
特徴:タァイ、ラレーヌ、スリール、ル ガリュウM、など。
スリールは何故かケーキの名前がラ・ヴィ・ドゥース(笑)
・京王ネットショッピング
特徴:多摩エリアのパティスリー多し。
・西武百貨店Christmas Cake 2009西武のクリスマスケーキ
特徴:クリオロ、ル・ポミエ、メゾン・ド・プティ・フール、
モンサンとかタカギとか。
・池袋東武: 催事情報 > 【予告】2009東武のクリスマスケーキ&パーティフーズご予約
特徴:カカウェット・パリ、リーガロイヤルホテル東京、ホテルニューオータニ、
テオブロマ、アテスウェイ、キャロリーヌ、モンサンクレール、など。
・商品一覧 | 松坂屋インターネットショッピング
特徴:ガトー・ド・ボワなど。9店しか出展がなく、ちと寂しいな。

東京以外の首都圏
・そごう横濱店:店舗情報
特徴:ドミニク・サブロン、パイヤール、ペニンシュラ、
テオブロマ、ポタジエ、ラ・マーレ・ド・チャヤ、葉山庵、など。
・SATY|サティ・ビブレのクリスマスケーキ
特徴:ホテル日航東京、銀座千疋屋、ノリエット、テオブロマ、
ポタジエ、品プリ、コンセント、など。ほう、コンセントここにきますか。


ama_jikan_kakko.jpg
posted by 照乃芯 at 23:30 | Comment(4) | TrackBack(0) | パティスリー(未分類) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

カタネベーカリー(14):フィナンシエ

フィナンシエ:Financier@240円

このフィナンシエに出会ったのは、今年の冬のこと。
写真は今年4月の上旬に代々木公園で撮ったもの。

240円。この価格で3つ入り。小振りでは、ない。どこで買えるフィナンシエにも変わらない大きさ。深い焼き色、やや薄めの金塊型。表情がいい。表面はしっかり硬さがありつつ、中は弾力感がある。バターの香りもよく、不足なく染みてる。

Financier


このバターの香りが、カタネに通い始めた頃に覚えた"匂い"。今にしてショーケースに目をやると、実に種類が増えた。地下にはカフェもできた。その中で、このバターの香りだけが、初めてこの小さなベーカリーに来たあの頃と何も変わらない。

甘さ加減も実にカタネらしい。いつも食べるカタネの、よく見知った甘さ加減がこのフィナンシエにも感じられる。

外のエッジの部分がカリカリなのがすごくいい。もっちりした中の食感とカリカリサクサクしたエッジの食感が口の中で溶け合い、混じり合い、絡み合う。素晴らしい。大抵、表面をこれだけカリっと焼けば、より乾かす分、中のもっちり感やバターの風味が犠牲になるのではないだろうか。

ゆえにフィナンシエを手に取る時、「カリっと感」をとるか、「じっとりもっちり感」をとるか、二者択一をこれまでの食べ比べでしてきたように思う。追い求めてきた「両方ある」フィナンシエには、惜しくも今まで出会ったことはなかった。

日によってこのカリカリ感は多少違うこともあるのだが、それでもこういうフィナンシエは今までパティスリー巡りをしていて一度も食べたことがないバランス。窯、オーブンが違うのだろうか。この食感に似た、あるいは近い領域に達していたかもしれないものに出会った経験なら数度はあったかもしれないが、ここまでではなかった。これは…今まで食べたフィナンシエの歴代ベストかもしれん。

まさか、こういうカラクリだったとは。
何年もかけて散々あちこちの「ケーキ屋」を食べ歩いた途中に見つけた理想のフィナンシエが、
これまでずっと通い続けていた地元の「パン屋」にあったなんて。



気が済んだ。
自分が求めていたフィナンシエはこれだと、判った。
歩いて5分の場所に、240円で3つも食べられる一番美味しかったフィナンシエがある以上、
もう他所の町へ買いに行くことができそうにない。他のお菓子に関してはそういうわけにはいかないけども。


半年後:2009年10月末

もうフィナンシエの食べ比べは封印したはずだった。このカタネのフィナンシエのバター感とエッジのガリガリ感、そしてヴィロンのフィナンシエが合わさったものが自分の探してた至高のフィナンシエ。そう思っていた。

ところが、東京・丸の内にエシレ・メゾン・デュ・ブールが出来た。エシレバターを好きなだけ使ってパンや焼き菓子、生菓子が作れる贅沢なお店だ。作ってるのはヴィロンの職人だから、モノはヴィロンだと思っていい。粉もおそらくヴィロン社だろう。ヴィロンのエクストラバージョンとでもいうべきか。食べる前から「美味い」だろうと思うのは当然の予測だが、それがどれだけのインパクトかを、いっぺん確かめておきたい。

まあ、これは一度食べておくべきなんだろうと思わずにはいられなかった。
最終的な判断はエシレ・メゾン・デュ・ブールのフィナンシエを食べた後にしようと思う。
posted by 照乃芯 at 00:18 | Comment(2) | TrackBack(0) | パン・ヴィエノワズリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月29日

新宿御苑/KEN'S CAFÉ TOKYO:ケンズカフェ東京の特選ガトーショコラ

ケンズカフェ東京の特選ガトーショコラ:La Spécialité du Gâteau au Chocolat en Ken's Café Tokyo

ヴァローナ社の原産地限定ブラックチョコレート「グラン・クリュ・テロワール」を100パーセント使用。長さ13cm、幅6cm、高さ4cm。一本3000円で完全予約制、数量限定。常温(18度以下)で2日、冷蔵庫で2週間日持ちする。冷凍保存もOKだそうだ。

Gâteau au Chocolat


こちらのケンズカフェ東京は先日18日に行なわれた第一回スイーツ会議の会場になったわけだが、初訪問ということで今回はなんとプレゼントしていただいた(!)

なんという豪華なお土産だろう。すごく嬉しかった。この場を借りて再度、氏家シェフには感謝の気持ちを伝えたいと思います。ありがとうございました。来月もお邪魔致します。

kens_cafe_tokyo_gateau_chocolat_pkg.jpg


さて、特選ガトーショコラ。寝かせたのち、週末の日中に撮影。窓辺に置いて、常温でしばらく放置した。パティスリー巡りを始めた4年半前辺りから、チョコやアイスクリームの食べ方が個人的にはっきりと変わった点がある。口溶けを味わうものには「それに適した食べ方」を選ぶようになった。常温放置。冷蔵庫から出して、目の前に数分放っておくだけのことなのだが、楽しみ方を一つ覚えた気がして、以来ナントカの一つ覚えよろしく、この常温放置はひとまず第一にするようになった。

Gâteau au Chocolat


ものすごく滑らかな口溶け。特に常温でしばらく置いてから3mmの薄さにカットして口に入れた時の滑らかさといったら、筆舌に尽くし難いものがあった。香りも良く、程よい苦味がカカオの波打ち際にさらわれてゆく。

他にも5mm、4mm、2mmにカットして試してみたものの、どうやら3mmの厚さが個人的にはベストだった。これは美味かった。冷やしてもきっと美味しいと思うが、やはり常温放置で適度な柔らかさにしてからいただくのが至福の甘時間。

Gâteau au Chocolat


上の写真は、絵作りの都合上、1cmちょいくらいの厚さにカット。

[ KEN'S CAFÉ TOKYO(ケンズカフェ東京) ]

場所:東京都新宿区新宿1-23-3
最寄駅:等強メトロ丸ノ内線「新宿御苑」駅大木土門2番出口より徒歩2〜3分。花園公園隣。
営業時間:10:00-21:00
定休日:土、日、祝日(完全予約制)

×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。