シルバーウィークの3日目、月曜日の茶沢通りをスルスルと自転車で抜けて行くと、店の前でチュロスを作ってる職人がいた。ブーランジェリー・ボヌールだ。

シェフ・ブーランジェのデリアン・エマヌエル氏は、かのポワラーヌで10年修業をしていた人物。噂は聞いていたので、近いうちに食べてみようと思ってた。
祖母の葬儀の翌日ということもあって、昨日の今日でケーキを買い込むほどテンションが上がるはずもなく、「少しでも幸せを感じられたら…」ということで、ブラッと自転車を走らせ、東北沢から茶沢通りへ入った。
パヴェは北海道産小麦とライ麦を使った天然酵母のパン。リュスティック的なものを、と期待して選んでみた。口に入れたときの香りがとても強い。天然酵母の匂いか。この香りの強さは、人によって壁になりそうな気もした。

店は右の棚がハード系、左の棚がソフト系というラインナップになっていた。フランス人職人のカラーがすべて生かされた品揃えなのかと期待していたのだが、どうやらちょっと違うように感じた。どうみても、左の棚は日本のパン屋の品揃えだ。これらもエマヌエル氏がすべて焼いてるのだろうか。
店に入ろうとした瞬間、どうも店内の客が右往左往してるようでおかしいなと思ったら、対面販売ではなく、トングでつまんでトレイに乗せる日本式の売り方だった。ソフト系のパンが多い点といい、ここは元々チェーン店のリトルマーメイドだったらしいが、そのせいだろうか。そのせいっていうのが、自分で書いてていまいち要領を得ないが。
ピンとこないというか、どことなく奇妙な印象を受けた。
[ Boulangerie Bonheur(ブーランジェリー・ボヌール) ]
場所:東京都世田谷区太子堂4-28-10
最寄駅:京王新線「三軒茶屋」駅より徒歩2〜3分。茶沢通り沿い。
営業時間:9:00-21:00
定休日:無
場所:東京都世田谷区太子堂4-28-10
最寄駅:京王新線「三軒茶屋」駅より徒歩2〜3分。茶沢通り沿い。
営業時間:9:00-21:00
定休日:無
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