今日やっと風邪が治ったのに、まるで入れ替わるように、祖母は逝ってしまいました。
料理人の叔父が亡くなった6年前の夏に、桐ヶ谷斎場で16年ぶりに再会し、その49日後に栃木の田舎で行なわれた法要で会ったのが、祖母の顔と声と、引いて前を歩いたときの手の感触を確かめた最後でした。
今まで撮り続けてきた写真の数々を見てもらう、心の底からその機会を待ちわびた人のうちの一人を、僕は今日失いました。
孫の顔を見せるどころかいまだもって独り身、自分に関わる「ハレの日」のいずれにも祖母を招くことがついぞ叶わなかったのは、おばあちゃん子として最大の心残り、そして痛恨の極みです。
甘時間は今年に入って毎日更新を続けてきました。ですが、管理人からお知らせがあります。
通夜となる明日と、葬儀が行なわれる日曜日の2日間だけ、更新を差し控えたいと思います。週明けから再開します。