尾山台／AU BON VIEUX TEMPS(20)：タルト・カンパニア

○タルト・カンパニア - Tarte Campagnia - (\400)

大体、オーボンヴュータンのタルトは奥の焼き菓子エリアに置いてあり、ここにはホールから小さいものまで数々のタルトが並んでいる。その中でもまた綺麗なのが、クルミやプラム、イチジク、アプリコット、フランボワーズなどのドライフルーツが乗ったタルト・カンパニア。

焼き菓子であるのに、これはまるで砂糖菓子でもあるような。振られた砂糖だけではなく、ドライフルーツも砂糖漬けであったり、それだけ砂糖のいろんな表情がキラキラ眩しく見える。土台はパイ生地で、上に薄く盛られたアーモンドクリームはかすかにピスターシュが混ざってるのだろうか。気のせいか。



クルミの一部分などは焦げ目さえあるのに、それがまたいい表情なんだ。いい表情をしてるから、奥の棚に並んでいてもキラキラと輝いてるし、生き生きとしている。それがいい。実際、味に悪い影響をもたらしてなどおらず、見事に「溶け込んで」いる。

いつ食べても、この焼き菓子コーナーにあるタルトは骨の随に染み込む…。動脈・静脈以外の脈があるとしたら、美味いタルトを食べた時に骨の随に染み込むこの流れを運ぶものがそれに当たるような気が。このタルト・カンパニアはそんなタルトだった。

[ AU BON VIEUX TEMPS(オーボンヴュータン)参考サイト ]

住所：東京都世田谷区等々力2-1-14　原田ビル1F
最寄駅：東急大井町線「尾山台」駅下車、ハッピーロード尾山台商店街を左へ徒歩3分ほど
営業時間：9:00-18:30
定休日：水曜日

尾山台／AU BON VIEUX TEMPS(19)：シュクセ

○シュクセ - Succés - (\170)

かわた菓子研究所(通称：オーボンヴュータン)に行ってきた。尾山台駅に降りるのは久しぶりだ。ここに来ると必ず歩くことになる石畳の道。お店まで正味5分ほどの真っ直ぐ道。石畳の「幸せの道」を歩いてオーボンヴュータンで焼き菓子を買い込んで駅へ戻る時、静かに至福の甘時間が始まる。

閉店間際になり、会計を済ませている間に河田シェフがサロンに現れた。フランス菓子を作り続けて何十年という。実際の姿を拝見するのは、そういえばこれが初めてだ。生河田勝彦…。

シュクセ。薄めの二枚合わせ。間にはプラリネクリーム。表面はどこかダックワーズのような印象もある。というか、ダックワーズをギュっと押しつぶしたような食感。シンプルで美味しい。今回はプラリネもので押した。

[ AU BON VIEUX TEMPS(オーボンヴュータン)参考サイト ]

住所：東京都世田谷区等々力2-1-14　原田ビル1F
最寄駅：東急大井町線「尾山台」駅下車、ハッピーロード尾山台商店街を左へ徒歩3分ほど
営業時間：9:00-18:30
定休日：水曜日

am/pm／my SWEETS：塩キャラメルモンブラン

キャラメル風味のシャンティーに、ショコラ風味のスポンジ、下のキャラメルムース部分に塩気がある。ショコラ風味のスポンジが細かく混ざってるから、甘塩っぱさがあって、いい。

コンビニデザート食べるのは久しぶりだった。多分、サロン・デュ・ショコラ→SHIBUYA Sweets Collectionというイベントの流れで食べ続けた戦利品からくる反動が襲ってきたんじゃないかという気がする。

それはそうと、やっぱりam/pmは身売りするのかな。

最近行ったケーキ屋メモ／2009年2月分

・チャップチーノ(代々木上原)
・アルティザン・テラ(下馬)
・オーボンヴュータン(尾山台)

もう遅いので日中にでも。

それはそうと、何度食っても、やっぱオーボンのタルト美味えな…。
美味い店のタルトって、クレームダマンドからして何か違う。
更に、フィユタージュの乾き方が違う。「どこか違ってる」としか言えないけど。
タルトなんてそれこそあちこちの店で食べ続けてきたはずなのに。
オーボンヴュータンでしか食ったことがない乾き方してるんだ、これが。

染み込んだ。骨の随に来た(笑)
タルト食って肩凝りが癒えたのは生まれて初めて。○ロンパ○より効く。