
○アメール80 - Amer 80 - (¥2,100)
爽やかなタルトをいくつも紹介しましたが、最後はやっぱりカーヴァンソンらしくチョコケーキで。今回買った中でアメール80を食べたのも最後でした。
10層も重ねたショコラづくしのケーキ。使っているクーベルチュールはヴァローナ。カカオ分80パーセントのアメール。これ、3号サイズなんですね。…普段はもっと小さいものもあるのかな。今回買うことができたのは3号サイズのみでした。ただ、いくつか買う中で大きいのを一つは買っていこうと思っていたので特に不満もなく。タルト・オー・フリュイのアントルメかこちらかで迷った挙げ句、アメール80にしました。その代わり、タルト・オー・フリュイはプチガトーに変更。

ま、お盆休みで開放気分だから、奮発しました。表面は滑らかなグラッサージュ。カカオニブ…かと思ったけど、チョコ風味のローストしたナッツですね。それと三輪の小さな紅いバラには、水飴で水滴が打ってあります。加えて、金箔をあしらって高級感を漂わせています。下部周辺にはライスパフを覆ったツブツブのカカオボール。佇まいが美しいね…。
酸味と苦味を合わせ持ったアメールを使ったショコラビスキュイやガナッシュなどで構成された10層のショコラケーキはとても濃厚。特に洋酒は効いてないように感じました。

冷蔵庫から出して撮影している時とは違い、食べてる最中の常温に戻った時のグラッサージュ・ショコラの滑らかなこと。フォークが水面(みなも)をなぞるかのように滑る。白鳥の湖だよ、これ(笑)
カカオニブと勘違いしたチョコ風味のロースト・ナッツやライスパフのカカオボールといった食感の変化もまたタマラン。タマランよ。
このような重層的なチョコレートケーキを食べたことはあちこちであるけど、エーグルドゥースのターンドルやミュゼ・ドゥ・ショコラ・テオブロマのサンフォアキン(現在はバージョンアップしてサンフォアキン・ドス)よりも更にストレートにチョコを堪能してる心地。サンフォアキンよりももっと滑らかでしっとりした食感でした。ここまでのチョコケーキをショコラトゥリーではなくパティスリーで食べられるのは感動もの。

こりゃダメだ、美味(うめ)え。
「美味(うめ)え」って言わずにはおれん。あっという間に全部食った。今度カーヴァンソン行った時にこれ以外の他のケーキだけ買って帰る自信がない。ショーケースにアメール80の3号サイズがあったら、また買ってしまいそうだ。
めちゃくちゃ、いいお盆休みになりました。本当にありがとうございました。
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patisserie K.ViNCENT(パティスリー・カー・ヴァンソン)
住所:新宿区筑土八幡町1-2 第3NKビル102
最寄駅:JR総武線「飯田橋」駅下車、徒歩10分。
営業時間:11:00-19:00
定休日:水・木曜日、その他不定休(サイトのカレンダーで確認してください)
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タグ:チョコ