○タルト・オ・フリュイ - Tarte aux Fruits - (¥420)ミルフィーユ・ヴァニーユやエクレールが売り切れてしまっていたので、今回はあるものの中から選ぶしかありませんでしたが、爽やかなケーキが割と残っていたので、タルト・オ・フリュイを選択。こちらは大型もショーケースにいつも並んでいるようでしたが、訪問時には売り切れでした。閉店30分前辺りだったから仕方ないですね。ミルフィーユ・ヴァニーユはパティシェリアでも買えるので、日を改めて。
グリオットチェリー、リンゴ、バナナ、キウイ、ブルーベリー、ブラックベリー、オレンジが乗ったフルーツタルトです。フルーツがとても瑞々しいのが印象的。結構鮮度の良さを感じました。クレームダマンドの甘さもいいし、タルト生地も手触りはしっかりしてるのに、口に含んだ直後のホロっと崩れる食感がいい。カスタードも少なめで、シンプル。このタルトは満足感というか充足感が高かった。420円で味わえるというのが、すごいと思いました。
今回買った3つのケーキはどれもサッパリしたケーキでしたが、順を追って食べるごとに幸福感のゲージが満たされてゆく。フルーツの瑞々しさとタルト生地の美味しさが、
レピキュリアンのタルト・フリュイ・セゾンを食べた時の食後の幸福感に通じるものがありました。そう感じた瞬間に、さきほど書いた大型のタルト・オ・フリュイがあったことを思い出し、「ああ!ああああ…」と(笑) あったら買っていたでしょうね。今度予約してみようかな。
タルト・オ・フリュイは現在、新宿高島屋パティシェリアでは並んでいないケーキですが、ぜひ本店へ足を運んで一度選んでほしい一つだと感じました。

大きな声では言えませんが、お店の小ささではプレ・ドゥ・ラ・リヴィエール、アレグレス・ビアン・キュイートに匹敵するほど。入った瞬間、2歩しか歩けないかも。一人入店したら、次のお客さんは外のベンチで待っているしかないと思います。
いや、バカにしてるわけではなくて、だからこそ純粋に凄いと感じました。
この小さなお店を見て、新宿高島屋パティシェリアにケーキを出してるほどのお店だと、誰が思うでしょうか?
原宿だったらクレープ屋やシュラスコ屋しか出来ませんよ、多分(笑)
新宿高島屋パティシェリアに出店するようになって数を作らなければいけない中で、あの厨房のスペースでこれだけの高いレベルの仕事をしているというのは、凄いです。ケーキは食べる専門の素人から見ても凄いと感じる。売り場面積だってすごく狭くて、置いてるお菓子の数も正直いって少ないんですけど、でも凄い。行ってみると判りますよ。新宿高島屋パティシェリアに出店してるお店って、どこも十分な広さとかなりの品揃えがあるお店ですからね。なのに、味では互角かそれ以上のケーキが並んでるっていうのは凄い。いや煽りでも何でもなく、個人的にはは互角かそれ以上だと感じます。