
○マドレーヌ - Madelaine - (\120)
監修店は中目黒のPatisserie 1094(dix neuf cent quatre/ディズ・ヌフ・ソン・キャトル)。今までのsucreシリーズのマドレーヌ同様、とても大きく(10cmほど)、形状はベーシックな貝殻型。従来のものと比べて焼き色は若干濃いめになっているように思います。

生地も甘みがあり、以前よりも美味しくなってると思います。パティスリーでは安くても150円、高めだと210円ほどはすると思うので、コンビニで倍の大きさで食べられるなら、このくらいの味でも十分じゃないかと感じました。今コンビニへ行けば、この手の焼き菓子はどの会社も競ってますから、面白いですよね。100円シリーズの袋菓子も、コンビニ会社によって違ったパッケージと構成で並べてたりするし。他に競ってるのはレジ脇で売られているフライドチキンなどでしょうか。7〜8年前はオムライスで競っていましたね。コンビニへ立ち寄ると、今コンビニ業界では何を競ってるのか見えてくるので楽しいですよ。
Patisserie 1094はまだ訪問したことがないお店ですが、今年中には行ってみたいなと思いました(2年先まで予定が詰まってるので、すぐは難しいですね…)。
こういう「名前貸し」的なものは最近増えてきていますが、もちろん監修されているパティシエのいるお菓子屋のショーケースに並んでいるものと同列に考えていいものではないので、はっきりと区別しておくべきだと思います。
それでもコンビニレベルで食べられることを考えたら、日本のお菓子を取り巻く環境は改めて特殊というか、世界で類を見ないかもしれないと感じます。それに慣れ親しんでいる我々日本人のお菓子感覚の「普通」という水準が、やっぱりすごいなと。もはやパティスリーのお菓子と比べて「安っぽい」と評価してしまうほどお菓子に対する基準は高いんじゃないでしょうか?
日本人のお菓子感覚の「普通」が見て取れるのがコンビニです。日本のお菓子のレベルは高いですよ。幸せです。

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