
11月11日の日曜日、浦和のパティスリー・アカシエに訪問しました。アカシエは2007年8月にオープンした、開店してまだ3ヶ月の新しいパティスリーです。シェフの興野橙(きょうの あかし)氏は2003年「アルパジョン・ガストロノミック・コンクール」ショコラ部門にて優勝、グランプリも獲得した腕の持ち主。お店の名前はシェフの名前「アカシ」と「パティシエ」を組み合わせて「アカシエ」。どことなく樹木の名前っぽい気もしました(笑)
お店の場所は、JR京浜東北線「浦和」駅から徒歩13分。西口改札を出て、駅前右前方の伊勢丹を過ぎ、イトーヨーカドーの通り(細い商店街)をずっと真っすぐ歩きます。信号を渡ると、小高い山を一つ越えることになります。ここにある埼玉県庁のあたりで「…あれ、まだかな。徒歩13分ってことはもう少しくらい歩くことになるはずだけど、まだ行っちゃう?」と一瞬不安を覚えますが、この一山を越えたらもうすぐです。
県庁の坂を下ると、前方にやがてSHOP99が見えます。その交差点を右折。判りづらいですが、その通りが国道17号になります。国道といっても、道幅が比較的狭いので国道っぽく感じないです。国道というよりは、江戸時代の名残がある街道に近い道幅です。パティスリー・アカシエは国道17号沿い。ロイホの案内看板の先です(写真参照)。オレンジが基調の綺麗な店構えです。近所には浦和ロイヤルパインズホテルがあります。

今回はベーシックなお菓子を中心に選択。生菓子5つ、焼き菓子3つを。他にはエクレール、ガトーバスク、マカロン、モンブラン、チョコ系など、生菓子は10数種類。まあ、これは時間が遅かった(16時30分)というのが大きかったんだと思います。実際はもっとあるでしょう。ざっと見渡した限り、やはりチョコ系のお菓子が目立ちますね。焼き菓子はクッキー・パウンドケーキ類を中心に20種類以上ありました。パウンドケーキは、カット売りが非常に多く揃っていました。ただ、ダックワーズは、やってないっぽいです。コンフィズリーはオランジェットやヴァレンシア。ショコラはマンディアンが数種類揃っていた他、いろいろ。ヴィエノワズリーはないようです。全体的にはベーシックな品揃えの印象を受けました。
正直、駅から少し遠いですけど、地元のお客さんが引っきりなしに来店するお店です。焼き菓子の試食も出してくれるサービスの良さもあります。お店のある建物自体がどこかパリの街角を彷彿とさせ、いい雰囲気を醸し出していました。…パリには行ったことがありませんが。
一方、アントルメはプチガトーの大型のものが並んでいました。生菓子の価格は280〜480円。全体的には控えめな甘さながら、メリハリがとれていて、すごく好印象を抱きました。焼き菓子も美味しかったし、生菓子とともに全体的なバランスが良いと感じます。かなりいいお店ではなでしょうか。これからより注目を浴びてゆくお店になるような気がします。
というわけでアカシエです。ちょっとヨロシク。
○パルファン - Purfum - (\460)ガナッシュはグランマルニエ風味がしっかりと効いており、オレンジピールも入っています。そしてショコラビスキュイ。上部にはオレンジスライスの砂糖付けが大胆に施されています。大人向けです。大きめのケーキです。
こちらはアントルメが用意されており、ショーケースに佇んでいるさまが美しかったです。アントルメやホールケーキも非常に美味しそうで、来年のクリスマスは、アカシエのデコレーションケーキが都内有名デパートのカタログの1ページを飾るなんてこともあるのでは?…と期待しています。
[ PÂTISSERIE Acacier(パティスリー・アカシエ) ]
住所:埼玉県さいたま市浦和区仲町4-1-12 プリマベーラ1F
最寄駅:JR宇都宮・高崎・京浜東北線「浦和」駅西口下車、徒歩13分前後
営業時間:10:00-19:00
定休日:水曜日(祝日の場合は変動あり)