
フードショーに着いたのは16時40分。まず先にジスウィーク1に出店中のパリセヴェイユとスリールで買い物をし、多分無理だろうから「どんだけだよ」っていう行列を見て帰ろうとデモンストレーションキッチン前へ向かった瞬間、行列なしですんなり入れることを確認(笑)
これならまず先にこっちへ来るべきだったかと反省しつつも、皿盛りデセールを食べる機会は滅多にないので、食べてゆくことにしました。
プラザ・アテネでスー・シェフをなさっていたジェローム・ケネル氏だけに期待感が高かったです。先週の日曜日には中目黒のお店にも訪問したので、二週続けてのカカウェット・パリです。

○フレーズ・ショー - Fraise Show - (\1,350)
イチゴづくしのデセールで、ソルベ、ミルフィーユ、グラスデセールの3点からなります。ジェローム・ケネル氏が目の前で説明しながらデセールをお皿に盛り付けていきます。その横で奥様が日本語で通訳してくださいました。
まずは、ソルベを盛り付けるためのサブレ土台を。ミルフィーユは通常店舗でサーブしているフィユタージュとは違う焼き方をしているものを使っているそうです。フィユタージュの上にクレーム・ムースリーヌを搾っていき、上にはカリカリのイチゴ風味チュイル。そして、さきほどのサブレ土台の上にスプーンですくったソルベを乗せる。最後は、グラスに入ったイチゴのピューレとクレーム・ブリュレの上にイチゴのシャーベットのような食感のものを載せて。
ピューレとクレーム・ブリュレの間には空間がありますが、これはストローで吸うと、圧力によってブリュレが下に落ちるようになっているという説明でした。見ても食べても楽しめる遊び心がいいですね。このストローを差したグラスデセールは2〜3種ほど中目黒のお店にも並んでいます。
男性客は珍しいのか(何人か途中まで相席してた覚えもあるんですが)、なんか異質なふんいきを醸し出していたのか、通訳の奥様を介して「パティシエの方ですか?」とこちらが逆に訊かれてしまったんですが、
「いえ、あの全然パティシエとかじゃなくて」
「お菓子好きな方で…」
「……ええ、そ、そうです。はい。
そう。ただのお菓子好きなんです!!!
。゚( ;゚^∀^゚)゚。ワハハ八八ノヽノヽノヽノ\ / \…(←エコーがかかる)」
とシドロモドロに答えました(笑)
予想していなかった展開だったんで、軽くテンパって、フォークの背に載せていたフィユタージュを思わず下に落としてしまいました…orz
しかも、ソルベの周囲を囲っていた赤い細工が飴細工と知らずに、「これは食べられるのかな?」という不図した疑問を自らスルーして食べ残すという残念なことまでした。
ちなみに、飲み物も用意されていて、すべて315円。アイスティーを頼みました。先日アップした「ドゥミ・フレーズ」にしても、おそらく看板商品といってもいい「フレーズ!フレーズ!フレーズ!」にしても、例のマカロンの塔にしても、やはりジェローム・ケネル氏はイチゴ使いが巧い方なんだなーと思いました。イチゴの酸味とヴァニラの軽い甘味のバランスの取り方が良かったです。美味しゅう御座いました(@岸朝子)。
さて、そのカカウェット・パリですが、14日から20日までジスウィーク1に出店します。デパ地下の催事出店はこれが初めてだと思うのですが、このお店の生菓子を未経験の方はこの機会に足を運ばれてはいかがでしょうか?
[ Pâtisserie Cacahouète Paris(パティスリー・カカウェット・パリ) ]
場所:東京都目黒区東山1-9-6
最寄駅:東急東横線「中目黒」駅より徒歩5〜6分
営業時間:10:00-20:00
定休日:木曜日、第3水曜日
場所:東京都目黒区東山1-9-6
最寄駅:東急東横線「中目黒」駅より徒歩5〜6分
営業時間:10:00-20:00
定休日:木曜日、第3水曜日