2006年08月16日

新宿伊勢丹/MAISON KAYSER(1):フラン、タルト・シトロン、洋梨とオレンジのタルト

8/13の日曜日に新宿伊勢丹のメゾンカイザーでタルトを三つ買ってきました。いろいろアップしないといけないものもあるんですが、これは先に出しておかないとヤバイ気がするんで、とり急ぎエントリーしました。

というのも、8/22までの期間限定で「夏のさわやかレモンフェア」が開催されているのです(すでに終了)。メゾンカイザーではタルト・シトロンが販売されているんですが、これが思いのほかミリオンヒットだったので、是非一度お試しあれ。

というわけでメゾンカイザーです。ちょっとヨロシク。

メゾンカイザーのフラン、タルト・シトロン、洋梨とオレンジのタルト


○フラン - Flan - (¥315)

「濃厚なカスタードクリームを焼き上げた焼きプリンのタルト」。お店ので人気第3位の商品です。土台の生地はパート・フィユテ。縦7cm、横6cm、高さ2cmの四角いタルトはかなりのボリュームを感じさせてくれます。

濃厚な卵の味、卵、卵、卵。まさに卵一色のプリンをパイ生地の上に載せたタルトです。女性にはちょっと量が多いかも。

○タルト・シトロン - Tarte Citron - (¥368)

今、新宿伊勢丹地下食料品売り場では「夏のさわやか レモンフェア」の開催中という事でそれこそアオキでもレモンを使ったケーキが登場してたりするんですが、メゾン・カイザーからはこのタルト・シトロンが登場です。フランス人パティシエがパリの本店と同じ味を再現しているそうです。素材・気候などが違うゆえ、限界はあるでしょうが、こう書かれたら期待に胸を膨らませます。

大きさは先の二つ(フラン、洋梨とオレンジのタルト)と一緒。つまり結構大きいのですね。上部にはフワフワしたメレンゲ。焼き目もいいですよ。シュガーパウダーがかかっていて、レモンのスライスというかピールも載っています。下の層にはレモンクリーム。ま、ここまでは通常のタルト・シトロンのイメージ通り。

ここからが大事。
何より大事な、何より大事なレモンクリームが……ちゃーんと酸っぱいゾ!(笑)

嗚呼、美味。

もひとつ言うなら、メレンゲの上に載っているレモンのスライスがまたグッド。苦味と酸味が効いていて、これもかなり酸っぱい!美味しい!目の下に軽く汗をかくくらい酸っぱい。キュンときたよ!(笑)

レモンというのは酸っぱいものであるという至極当然の解を提示しています。

以前から、特にベルグフェルドの焼き系ケーキを食べて以来、「パン屋のタルトや焼き系洋菓子は侮れない」と常々注意深く見守ってきましたが、メゾンカイザーのタルト・シトロン、これはいいですよ。先月食べたフラウラのタルト・シトロンがしばし頭からふっ飛びました。隣のマ・パティスリーなど行かずに(笑)、メゾン・カイザーでタルト・シトロンを一つ買っていけば、きっと伊勢丹まで足を運んだ甲斐があったと感じられる事でしょう。この味・この大きさで368円という値段も大いに納得の出来。パティスリーと互角以上の勝負ができていると思います。パン屋と思ってスルーする事なかれ。

どのタルトもざっくりした生地は、いかにもパン屋さんらしい持ち味を感じるし、フランのプリン・カスタード同様、メイン素材(こちらでいえばレモン)をこれだけ躊躇なくストレートに押した味加減がとても潔く素敵。カッチョイイ! ちょっと惚れたわ。どんなパティシエなのか見てみたくなった。「パティスリーでもパンは焼ける」だなんて思ってるパティシエは足元すくわれるかもよ。パン屋でこのタルトはヤバイ。パン屋巡りまで始めてしまいたくなりますね。パティスリーとブーランジェリーの境界とは一体何なのだろう、と物思いに耽ってみたくなる今宵です。

これ22日までしか食べられないのでしょうか?

だとしたら、それはとても儚いよ…。ボクたちは夏の関係のままで終わらせちゃいけないと思うんだ(何だそれ)。

これは通年化させるべき一品です。今度言っときますから。

誰に(笑)

○洋梨とオレンジのタルト - Poire Orange Pistache - (¥368)

ピスタチオ入りのクレームダマンドに洋梨、そしてオレンジ。こちらも大きさはフランと同じ。生地はザックリしていて、食べ応え十分。ただ、洋梨の味がとても弱いので、オレンジの酸味をもっとガツンと主張した味の方がツカミがあるように感じました。これは、まあ普通といった印象。

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MAISON KAYSER 伊勢丹新宿店(メゾン・カイザー いせたんしんじゅくてん)

住所:新宿区新宿3-14-1
最寄駅:各線「新宿」駅下車、徒歩5分ほど
営業時間:10:00-20:00
定休日:伊勢丹と同じ
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posted by 照乃芯 at 21:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | パン・ヴィエノワズリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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