ピュイサンスでの買い物が焼き菓子オンリーだった事もあって、割と安く上がったのでつい「甘欲」が出てしまいました。フランス菓子を辿れば必ず通るのがウィーン菓子かとも思うので、そろそろ色んなウィーン菓子のお店へ足を運ぶのも悪くないだろうと。
お店は外観がとてもシックですが、中はとても可愛らしい感じのするインテリア。藤が丘駅前の並木道の通り沿いにあります。駅前からバスが出ていますが、わざわざバスで行くほどの距離でもありません。ていうか、行きのバスは住宅地へ逸れて遠回りをしてしまったようで、多分お店の前は通らなかったような記憶があります(笑)
価格帯は300円台が中心。生菓子よりも焼き菓子が豊富な印象を受けました。生菓子のラインナップは、非常にオーソドックスというか、ちょっと「町のケーキ屋さん」っぽい印象を受けました。そのため、自分にはあまり選択肢がなく、今回のような取り合わせになってしまいました。ザッハトルテを買っても良かったんですが、これは秋以降にあちこちで食べ比べでもしようかと思っていたので、今回はスルー。

というわけでノイン・シュプラーデンです。ちょっとヨロシク。

○モーツアルト・トルテ - mozart torte-(¥126)
楽譜の描かれたチョコプレートとシャンティー、シャンティーの上にはヴァイオリンをかたどったチョコがあります。先端には金箔が一枚。キャラメルクリームとガナッシュをスポンジでサンドしたケーキです。一番上のスポンジには洋酒が効かせてあり、フワっといい感じ。
しかしながら、ほとんどショートケーキの感覚で、どこらへんがウィーン菓子なのか、ちょっとよく判りませんでした…。ヴァイオリンの辺り?
ウィーン菓子を出すお店をくまなく回ったわけじゃないからハッキリとした事が言いにくいのですが、正直な話、今後「ウィーン菓子」と謳ったものには身を構えてしまいそうな気がしてきました…。

○チーズケーキ(ウィーン風) - cheese cake -(¥315)
ベイクドチーズのケーキです。「電子レンジで15秒温めると焼き立てのおいしさに」とありますが、今回は温めませんでした。温めるべきだったんでしょうか。チーズケーキはこだわりだすと濃厚なものを求めてしまいがちだし、そんなに多くは求めないように意識的に考えていますが、このチーズケーキは、特に感動するといったものは得られませんでした。
○フィグ・クグロフ - fig kougloffe -(¥265)
イチジク入りのバターケーキ。上部にはチョコがかかっています。
人それぞれ好みがあるので主観で断言し辛い部分があるのは認めないといけないなーと感じる今日この頃ですが、個人的に思うのはですね、ピュイサンスまで足を運びに藤が丘まで来れる人、あるいはピュイサンスこそを目的に来た人は、寄る必要はないお店じゃないかな、と感じました。
ピュイサンスへ足を運んだ帰りに徒歩で藤が丘駅まで戻ったので道すがら寄る事ができたけど、味やラインナップに関しては、ごくごく町のケーキ屋さんかな…。ウィーン菓子と謳ってあるので立ち寄って経験として損はないかと思ったのですが、お客さんが割と絶えず入ってくるにしては、正直「ウィーンらしさって何?」と心の中で問いかけてしまいました。そのぐらいありきたりな印象が拭えなかったんですね。ちょっとよく判りませんでしたね。面倒な事は抜きにして、ツッカベッカライ・カヤヌマとか行った方がいいのかも…と思う部分も。
ウィーン菓子をもっと食べてみたいと思ったのは正直な気持ち。
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ノイン・シュプラーデン(9-schubladen)
住所:神奈川県横浜市青葉区柿の木台13-3ファミールもえぎ野101
営業時間:10:00-19:30
定休日:火曜日、第三月曜日
最寄駅:東急田園都市線「藤が丘」駅から徒歩12分
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