6/10の土曜日、紀尾井町のピエール・エルメへ行った帰りに渋谷へ寄って、This Week1に出店中だったパリセヴェイユに。デフェールも来てて、6/8木曜日には金子・安食両シェフのコラボ・デセールが限定100食で登場したようです。食べたかったよぉ…。
ま、今月はエーグルドゥースの限定ケーク食べたし、またいつかの機会にでも。この日はデモンストレーションキッチンでパリセヴェイユの金子シェフが腕をふるっていらっしゃって、間近で拝見する事ができて嬉しかったです。しかも、パリセヴェイユのショーケース前でケーキを選んでいる時にシェフとすれ違ったり。おお!(笑)
○シュープレーム - Supreme -(¥501)春に出た新作です。ブラックベリー風味のムースショコラでショコラ・ビスキュイを挟み、その下にブラックベリーを合わせた紅茶クリーム。更にガナッシュとビスキュイという構成。表面のグラッサージュも綺麗。各層の味がバランスよく並んでいて、どれかが主張し過ぎて角が立つという事がない。美味しいです。
桑の実を食べるのは初めてかも。更に続きます。
○ミゼラヴル - Miserable -(¥481)キャラメルがけのナッツとオレンジ・コンフィ入りのバタークリームは全体的にオレンジ風味でまとまっています。そしてダックワーズ生地。
上に沢山載ってるクルクルのメレンゲがエーグルドゥースのイヴォアリンヌっぽくて、つい選んでしまいました。メレンゲひとつひとつにオレンジシロップが数滴打ってあるのもよく見えます。メレンゲ自体、軽くオレンジ風味ですね。
非常に爽やかなケーキです。…ただ、爽やかといってもそこはエーグルドゥースの持つ爽やかさとやや違い、そこはやはり濃厚さに特徴のあるパリセヴェイユのケーキだな、と思わせる重さのようなものも同居しているような感じがします。
この「重さ」というのは食べづらいだとかいう意味ではなく、なんていうのかな…満足感としての重さのようなものを感じました。イメージとしてそれが伝わってきますし、フォークの先の手応えとしても伝わってきます。これは、三枚のダックワーズ生地としっかりしたバタークリーム、キャラメルがけのナッツの仕業かもしれません。ただの白的なケーキではない、という辺りが好きです。
パリセヴェイユのケーキは、白と黒とで味の濃厚さがはっきりとコントラストを描きますよね。見るからにチョコ系のムッシュ・アルノーとかだとしっかり濃厚で、白いコム・ニューヨーカーなどは比較的あっさり食べ易い。パリセヴェイユでは白黒を組み合わせて戴くとバランスの良い食後感が味わえるのではないでしょうか。
二つ食べただけでこれだけの充実感が味わえるパティスリーもなかなかありません。トレンドではないかも知れませんが、自分の中では1、2を争うぐらい好きなお店です。
そして、いつもながらデザインが美しい。非常に洗練されていて、かつエロイ!
エロイの好きですから(>_<)
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Patisserie Paris S'eveile(パティスリー・パリセヴェイユ)住所:東京都目黒区自由が丘2-14-5
最寄駅:東急東横線「自由が丘」駅下車、徒歩3分ほど。
営業時間:10:00-20:00(L.O.19:30)
定休日:無休
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