今年はあちこちのパン屋へ足を運んだ。その中でも一番好きなのが西原にあるカタネベーカリー。富ヶ谷から代々木上原、そして西原。このエリアはとても出来のいいパン屋が集まる場所(イェンセンとかね)。渋谷区名物といってもいいかも知れない。地元でよかったと感じる一瞬。
久しぶりにカタネベーカリーのパンが食べたくなって、今年が終わる前に食べておこうと、いつもの焼き上がり時刻に合わせて出かけた。店は3人入れば身動きがとれなくなるほど狭い。種類も決して多くはない。
しかし、丁寧に焼き上げたパン一つ一つがとてもよい。17時頃店へ行くと、すでに2人ほどお客がいて、なんとか一人分くらいのスペースがありそうだったので、強引に入店。…ところがどーゆーわけか、もうバターのフランスパンは無かった。16時40分ごろに最後の分が焼き上がるはずなんだけど、ないという事はもう誰かが買った後という事になる。なんせ数本しかないから、無理もないというか。やっぱりここのバターフランスが美味しい事を判ってる人はいるんだなと。
パン屋を見つけてはバターフランスを食べてきたが、カタネのバターフランスだけは特別。シンプルで、結構硬いが、それがいい。アゴが痛くなるくらい硬いのが好きだ。バターの香りもいい。どんなバターを使っているのか、いつも気になる。いいバター使ってんだろうな。そして155円(だったかな)という値段もなかなかだ。他所のパン屋で焼いているバターフランスはもう少し割高で、180円くらいするところが多い。だが、一度カタネのバターフランスを食べてしまうと、どうも他所のは食べる気が失せてしまう。
この写真にあるパンは、代わりに買った「チャバッタ(上)」と「パティシエール(こんな名前だったと思ったけど、自信なし。下)」。


包み紙にもカタネベーカリーの文字が。可愛らしい。